#332
自死の現実を見つめて ー教会が生きる支えになるためにー
カリタスジャパン啓発部会 (2010)
これは本ではなく、配布されているパンフレットです。私は自死についての勉強会に参加させていただいた際にいただきました。
キリスト教では自死(自殺)をしてはいけないこととしていますが、実際は自死される方もいらっしゃいます。
そのような方に対する教会の考え方や対応が議論されてきており、これまでタブー視されてきた自死についても目を向けるようになりました。
この冊子では教会として自死をどのように捉えるのか、同時に、自死をどう思うかという調査とともに、周りの人が自死しないためにどうしたらよいか、自死してしまった人にどう向き合えばよいか、などをまとめています。
自死は個人の問題としておくのではなく、周りの人たち皆で自死について向き合っていくという姿勢を感じましたし、小さなことでもその人たちのために出来ることがあると分かりました。また、自死してしまいたい感じている人にとっては、この冊子で何か気持ちが動かされるかもしれません。
続編では、本編を読んだ感想などをまとめたもので、実際に自死してしまいたいと思ったことがある人、今でも思うことがある人、周りにそのような人がいる人なども感想を寄せています。もしかしたら続編から読んだほうが理解しやすいかもしれません。
2014-7-31
カテゴリー:福祉/日本の社会問題