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#133

里親さんたちさようなら

2014-3-21

 里親会という里親さんたちの集まりがあります。
 そこでは、里親さんどうしが一緒に勉強したり交流を深めたりするために、里親さんたちが年に数回集まり、研修やレクリエーションなどに参加します。

 里親会といっても全国単位から県単位、その下に区域、各市町村単位などさらに小さな集まりもあります。
 県の里親会の集まりは休日が多いのですが、私の住んでいる市の里親会の定期的な集まりは平日に行われることが多かったので、必然的に集まるのはお母さんたちでした。

 しかし、私の家内は宮崎に住んでいることから、ときどき埼玉に戻るその期間が里親会の集まりのスケジュールに合わないことが多く、その場合私が仕事を半日休んで出席していましたので、次第に里親お母さんたちと顔なじみになってました。(ちなみにわが家の場合、平日の集まりに私が家内の代わりに出席している、というわけではありません。里親としては家内と私は立場は同じだと思ってますから、出ることができる方が出る、という考えです。)
 里親会の集まりへの出席は、それぞれ都合がありますから強制ではありませんが、やっぱりいろいろためになることが多いので、私はなるべく出席しようと思ってましたから。

 振り返ってみたら里親会に入って約3年半。まだ娘を預かる前から顔を出していましたが、え、まだ3年半なの?と、なんだかもっと前から知り合いだったような、そんな気持ちです。
 私たちが新米里親のころ、先輩里親さんからいろいろアドバイスをもらったり、気遣ってもらったりと、いろいろ助けていただきました。
 里親会の中では、里親さんたちはだいたい他の里子さんたちのこともお互い知ってるし、会えば声を掛けたりするし、集まりの時に里親さんそれぞれの悩みがあれば皆で耳を傾けたりしてました。
 こういうつながりって、大事ですね。
 里親さんにもいろいろなタイプの人がいますが、それぞれ一緒に暮らしている里子さんたちが大好きなひとたち。


 4月に私が宮崎に引っ越すことになりましたので、私が今所属するその里親会の里親さんたちとも、約1週間前に行われた年度末の集まりを最後にお別れをすることになりました。
 里親会というのはそれぞれの地域にあって、引っ越した場所が今までの里親会の管轄と違ってしまうと、移った先の地域の里親会に移ることになります。
 今までいた里親会の里親さんたちは、ずっとつきあっていきたい人たちでした。
 今の里親会を抜けたらいままで付き合いのあった人たちとこれっきり、というわけではありませんが、引っ越しで遠く離れてしまったらなかなか会えないと思いますし、あのメンバーが揃ったところに顔を出すことはもうありませんから、名残惜しいというか寂しいというか。

 でも、また新たな地の里親会で、新たに出会う人たちと、新しいつながりを作るのが楽しみでもあります。

 そして、お互い育ての子どもたちのことで一緒に悩み、喜び、励まし合う。

 新たな地でも里子さんたちのために少しでも力になりたいと思います。


カテゴリー:こどもとともに

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