印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

ハナwork2.jpg

ツブヤキ #173

お傘様と梅雨空

2015-6-23

 梅雨に入ったばかりの頃ですが、娘に新しい傘を買ってあげました。

 娘が保育園の時は行き帰りは車で送っていましたし娘が傘を使う機会もそれほど無かったのですが、小学校に上がったら雨の日でも傘をさして登下校しなければなりません。
 それまで娘が使っていたのは、どなたかから頂いたお古の傘で、保育園の時から使っていました。
 服でもカバンでもお古であることに全く文句を言わない娘でしたが(物欲あまり無い?)、その傘は娘には小さくなってきていたしうす汚れていたので、さすがに傘ぐらいは買ってあげようと。

 娘に「傘買ってあげるからお店に行こうか」と言いましたら、その時お友だちとの遊びに夢中だった娘は「お父さんが見てきてよ」と行く気無し(やっぱり物欲あまり無い?)。じゃあいいや、また今度にするよ、と言ったら娘は「じゃあ行く」と、急に方向転換。

 そして妻と3人で娘の傘を買いに行ったのですが、行ったら行ったで娘は目をきらきらさせて「これ、いいねー」「あ、これもいいねー」と言いながらいろいろな傘を試しにさしてみます。

 長靴もこれまでのはもう小さくて履けなくなっていたので、一緒に新しいものを買ってあげました。

 次の日は日曜で雨も降らなかったので傘の出番は無かったのですが、娘は「ここに置いていい?」と、ちょうどリビングに置きっぱなしになっていたお客様用座布団に「鎮座」させます。

a0173_01.jpg

 翌日の月曜日、まだ娘が寝ている間に、妻が善かれと思い傘を玄関に置いてあげたことに娘の怒りが爆発。「何で勝手に持っていったのよー汚れちゃうじゃん!」と。
 どうやら、傘をきれいなまま、自分の手でそのままさして行きたかったようです。
 「あー分かった分かった、自分でやりたかったんだね」とタオルで傘を拭いてあげて、傘は再び座布団の上へ。
 それでようやく娘の機嫌は直り、登校の時には嬉しそうに新しい傘と長靴で出かけたのでした。



a0173_11.jpg

 お傘様が座布団に鎮座したのはそれっきりでしたけど、娘は自分の傘を置く定位置を見つけたようで、私たちが使っている傘立てに入れようものなら「汚れるから入れないで!」と怒られます・・・

 その2〜3日後、私の職場の同僚の方から、娘さんたちが持っていたけどあまり使わなかった、と、傘を二本いただきました。
 娘はさらに喜んで、その日の気分で傘を選んで出かけるようになりました。
 やっぱり娘のもとに「モノは集まる」・・・

 新しい傘と長靴で、娘も雨を楽しんでくれているようです。




***




 去年まで住んでいた関東の梅雨は、毎日雨がしとしと、という感じでしたが、宮崎の梅雨は、時々スコールのような激しい雨が振ります。かと思えば急に雲の隙間から青空がのぞいたりして。

 空の表情がよく変わります。

 天気予報も、梅雨に限らず関東ほど当たりません。妻は「山を見て雲がかかってたら雨だよ」と言いますが、そちらの方が当たるのかもしれません。

a0173_02.jpg

a0173_03.jpg

a0173_04.jpg

a0173_05.jpg

a0173_06.jpg

 宮崎に来て、空をよく見るようになりました。

 表情豊かで、面白い。

 「宮崎は空が広い」と言われることがあります。

 平野が広く山が海岸近くまで迫っていないから、とも、高い建物が無いから、とも言われます。
 しかし、埼玉の私の故郷など、周りは畑と一軒家ばかりで、高い建物がほとんど無いどころか、山すらほとんど見えません。
 それでも宮崎の空のほうが広く見えるのは、湿度とか温度とか光とか、いろいろな気象条件でそのように感じるのか、あるいは明るく広々とした日向灘やワシントンヤシと青空と強い日差しという異国のような風景のイメージが潜在的に影響して、そのように感じるのかもしれません。

 去年まで通勤していた東京の空は「建物と建物の隙間の空」でしたが、宮崎の空は「大地を包み込む空」です。
 梅雨空を眺めるのもなかなか楽しいのです。



a0173_07.jpg
ジャカランダ

a0173_08.jpg
あじさい

a0173_09.jpg
やまぼうし

a0173_10.jpg
ブーゲンビリア



 雨の中にも彩りがあります。

カテゴリー:こどもとともに宮崎へようこそ

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ にほんブログ村 家族ブログ 里親・里子へ にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
ランキングに参加しています。よろしければ1クリック、おねがいいたします!