新しい生活

昨年8月以降の、約1年ぶりの更新です。1年間サボってました・・・

学校に行かず、ずっと家にいる我が家の女子中学生ですが、ほとんど自分の部屋に込もっているので、親から見ると実に淡々とした日々を過ごしているように映ります。本人にとってはいろいろあるかもしれませんが。しかし、中学3年生も後半ともなると、少し変化が現れました。

「卒業後の進路」を決めなければならないのです。

3年生の担任の先生は、過去に受け持った生徒の中に「不登校」の子が何人かいて、卒業後の進路の相談で対応したことがあるそうで、少し安心しました。先生は、何回か娘と面談を重ねるうちに、娘に卒業後の希望について聞き、選択肢をくださいました。

娘は高校に行きたいと言いました。彼女は小学4年生の最後から、勉強をほとんどしていませんので、そんな子でも行ける高校があるのだろうか・・・?と思っていましたが、今は本当にいろいろな道があるんですね、先生はいくつか行けそうな学校を紹介してくださり、娘も自分でいろいろ調べたようで、昨年末頃には行きたい高校を自分で決めました。

娘が行きたいと言った高校は、通信制と通学制があり、入試は作文と面接で行うとのことで、作文と面接といえば、頭のいい人や得意技のある人が受ける「推薦入試」しか知らなかった私は、今どきはそのような学校もあるのかとちょっと驚きでした。通信制よりも通学制の方が募集人数が少なく、引きこもりに慣れてしまった娘は当然のことながら通信制を選択するかと思いきや、通学制を希望したのでびっくり。かわいい制服を着て登校したい、と言っていたので、アタマが固まっている「親」は、そんな理由?と思いましたが、理由はともかくとして、彼女なりに新しい世界に飛び込みたいという気持ちを知ることができて、嬉しく思いました。

その後、その入試に向けて娘は作文の練習を始めました。中学校の先生にアドバイスをもらいながら、時には「書けない」とべそをかきながらも、ぎりぎりで仕上げたり終わらなくて提出を延ばしたり・・・国語の勉強も小学生半ばで止まってますから、大丈夫か・・・?と端から見て思いましたが、作文のテクニックは知らずともその本音をぶつける内容が良かったらしく、先生からは「とても良く書けてました」とお褒めの言葉をいただいて、娘も少しは自信を持ったようでした。

そして今年の1月、本番の「作文」と「面接」。

結果はみごと「合格」でした。「面接」は練習をしていなかったようですが、そこは「本番に強い」彼女のこと、本気の思いが伝わったのかもしれません。中学校の同じクラスの中で一番最初に高校合格が決まった、と担任の先生がおっしゃいました。

3月、娘は結局中学校の授業に一度も出席せずに無事卒業しました。中学校の担任の先生は、時々我が家に来られて、本当によく娘に対応してくださいました。登校している生徒さんへの対応だけでも大変だと思うのですが、それに加えて、我が家の子のように学校に来ない生徒への対応をするのは本当に大変だと思います。

ところで、今は8月。娘が高校に入学してから約4ヶ月がたちました。中学までの様子からすると、高校に通うのも「三日」くらいかなあ・・・「五月病」という言葉があるくらいですから、1ヶ月も通えば御の字と思っていましたが、入学以来ほとんど休むこともなく、通学は続いています。

新しい友達も出来て、ここ二ヶ月くらいは授業が終わってから友達と遊んで来るようで、夜9時前頃に帰って来ることもしばしば。バス停からの帰りの夜道が心配ではありますが、うちに閉じこもっていられるよりは、羽根を伸ばして友達と遊んでいるほうが、親としてはホッとします。

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