原付で青島に

ツブヤキ#229

今年初めに職場が隣の市に移り、我が家は車が1台しかないので会社から借りた車で出勤していたのですが、さすがにいつまでも借りておくわけにはいかず、原付を購入しました。

今所有している自家用車の他に、さらに1台車を所有する余裕はないのでね、原付です。

モノは何にしようかといろいろ検討しましたが、

・燃費がいい。

・丈夫で長持ち。

・ちょっとくらいの不具合なら自力で直せる。

・ついでに、ホンダのカブの機能美を感じるデザインを引き継いでいる。

ということで、little cubにいたしました。

ヤフオクで探して格安で落札。

本州からはるばる陸送でやってきました(輸送費がちょっとかかってしまった)。

市役所で登録してナンバーをもらい、保険にも加入。乗る前に整備したほうがいいとのことで、ミラーが無かったので別途購入して取り付け。

ひととおり完了したところで試運転してみましたら・・・

何とウインカーが・・・点灯はするが点滅しない。

ライトも点くからバッテリーじゃないなあ、と思い調べたところ、ヒューズがとんでいるかアースが外れているかもしれないとのことで、見てみますが異常なし。

仕方ないので近くのバイク屋さんに持っていくか、と思いましたら、たまたまその日は定休日でした。持っていくのは明日にしようか、と思いながらさらに調べますと、カブはバッテリーが無くてもライトとウインカーが点くことが分かりました。

へー、すごい車ですね。

で、バッテリーがあがってもウインカーは点灯するが、点滅はバッテリーによることが分かりました。ってことはやはりバッテリーか!と思い、新しいバッテリーを購入、取り替えてみると・・・

・・・見事、解決です。

こういうところは父親ゆずりでしょうか。

私が自転車の不具合を大抵直せるのは、私が子供のころ、父が自転車を自力で直してしまうのを見ていたから。あれは子供心にかっこいいなあと思いました。

私が子供のころ、父もカブに乗っていましたし、なおさらですね。

さて、little cubですが、自宅の周辺を走り回り問題無いことを確認しましたけれど、足慣らしのため、青島に行ってみました。

青島というのは、宮崎県の観光地といえば必ずといっていいほど候補に上がる名所で、宮崎市南部の沿岸に浮かぶ小さな島。橋を渡って行くことができます。

何しろね、自宅から職場まで片道27kmありますから。

27kmというのは、(埼玉の事例でいうと)上野駅から、北上すると浦和駅のあたり。

関東ならば確実に「電車通勤」の距離で、なかなか浦和から上野に原付で通勤する人はいないかと思いますが(距離よりも信号と車と人が多すぎて辛いかも)、宮崎ならまあいけるかな?と。

自宅から青島までは近すぎず遠すぎない距離なので、足慣らしにはちょうどいいかな、と思いました。

*****

青島には県立の熱帯植物園があります。最近「宮交ボタニックガーデン青島」という名前でリニューアルしましたので、行ってみました。

大きな売りはガラス張りの大温室。ところが・・・

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大温室は最近、側面のガラスが割れ、原因が分からず究明中のためしばらく閉館とのことで、残念!

芝生広場の一角に熱帯果樹温室というのがあり、そちらは入ることができました。

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右側の札の立った木はグァバ、左がは三尺バナナだそうです。

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宮崎は「太陽のタマゴ」というブランドのマンゴーの産地でありながら、私はマンゴーの木を初めて見ました。

ウルシ科って書いてありました。へー、ウルシの仲間なのか。

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熱帯植物の温室といえば普通は密室で、中は空調で気温と湿度がやや高い、のが普通ですが・・・

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・・・窓が全開です。

宮崎は熱帯か!

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今度は、大温室に入れるようになったら来ます。

さて、ついでに青島にも行ってみます。(普通はこちらが観光のメインなのですが)

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大勢の観光客が来ていました。

島の中央には青島神社という神社があり、亜熱帯の雰囲気の中にたたずむ赤い社殿が異国情緒を醸し出します。

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本殿の手前から右に入ると、まるでジャングルの中のような小径があります

この島はビロウという亜熱帯植物の大群落がある貴重な島だそうですが、宮崎県観光の父といわれる宮崎交通創始者の岩切章太郎氏が、宮崎観光のためにこのビロウを他の地域にも植えようと考えたが、ビロウは成長が遅いため代替として成長の早いワシントニアパームやフェニックスを植えたと何かで読みました。

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そしてその奥には、小さなお社が。

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これは元宮(もとみや)といって、この地から古代祭祀に使用された勾玉や土器などが出土し、古代祭祀跡地に大元の社殿があったことから再建されたそうで、古くから病気平癒や婦人病に霊験あらたかとされたとのこと。

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青島からもう少し南の方に行きますと、まるで巨大な洗濯板のように海辺に直線状に小さな岩の頭が連なる「鬼の洗濯板」という名所がありますが、青島周辺でも多少似たような奇岩を見ることができます。

ということで後半は観光案内になってしまいましたが、普段はなかなか来る機会が無いので、久しぶりに来てみるとなかなかいいものです。

この日は薄曇りで眺めは今ひとつでしたが、晴れている日は、空と海の青・ビロウの緑・神社の赤のコントラストが絶妙で、とても素晴らしい景色なのです。

原付バイクは細々と整備しなければならない部分はあるものの(わずかにガソリンが漏れるのでキャブレターの不具合かな?)とりあえず通常の使用には支障が無さそう。

日常で使いながらちょっとづつ整備していこうかと思ってます。

これも一つの楽しみ。

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無事、自宅まで帰ることができました。

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