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発酵道 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方

寺田 啓佐 スタジオK

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 おいしい日本酒は誰が造っているでしょう?腕のいい杜氏の皆さん?それとも最新式の機械?

 千葉県のとある町の酒蔵に婿入りした寺田さんが背負ったもの、それは「寺田本家」という300年近い酒蔵の歴史。
 23代目当主となった寺田さんは、その酒蔵の跡継ぎとなり、酒蔵存続と発展のため奮闘します。しかし、当時はアルコールで薄め、添加物で味を整えた「安くてうまい酒」が大流行り。
 しかし、そうした競争に破れ、大病の末たどりついたのが「無農薬の米で酒をつくる」。昔ながらの酒造りの原点に帰ってのスタート。

 今でこそ自然食品はある程度認知された感がありますが、当時はほんの一部の人しか気にしていなかったといいます。
 無農薬のお酒の売り出しのスタートはさんざんだったといいますが、やがてこだわりの品質に魅せられて顧客が増加。みごと「本物のお酒を造る酒蔵」として認知されたようです。

 そしてその昔ながらの酒造りで重要だったのが微生物、そして微生物がお酒を作り出す発酵という作業。寺田さんは微生物を本当に可愛がり、お酒づくりにうまく手助けしてもらったのです。

 私はそれほど味が分かる人間ではありませんが、おいしい日本酒をいろいろ飲んでも、結局帰ってくるのはこの寺田本家のお酒なのです。

 おいしいお酒は、微生物が造る。


寺田本家  http://www.teradahonke.co.jp/

2011-9-7

カテゴリー:食と農
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