#129
【読書】そのこ
谷川 俊太郎 塚本 やすし 晶文社
どこのお店でも、行けば買えるチョコレート。
そのチョコレートの原料であるカカオ豆がガーナという遠いアフリカの国で作られており、そのカカオ豆の生産のために少年たちが働いている、という現実があります。
その少年のことを、日本に住んで、学校にも行き、働かなくて済む「ぼく」が思っている、という設定の絵本。
「ぼく」はその少年のために何かしたいのですが、どうしたらいいのか。結論はありません。そう、これを読んだそれぞれの「ぼく」が考えるのです。答えは無数にあるでしょう。親子でそれを考えるのもいいでしょう。
そして、何もこの類いの問題はチョコレートに限ったことではありません。他の事例に話を展開するのも良いでしょう。
2012-4-18
カテゴリー:子どもの本/世界の社会問題