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#255

頼れない国でどう生きようか

加藤 嘉一 古市 憲寿 PHP研究所

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 加藤さんは、中国で一番影響力を持つ日本人コラムニストとして、あの胡錦濤・前主席も一目置いていた方ということで注目しておりましたが、古市さんは社会学者ということで、スミマセン、私は初めて知りました。

 この、今注目される若いお二人の話、なかなか刺激的でした。

 お二方ともそれぞれが培ってきた国際的視野でこれからの日本でのこれからの生き方に役立つスキルについて意見を述べ合いますが、加藤さんが「肉体派」なら古市さんは「知性派」と言っていいでしょうか、分かりやすく言えば。

 お二人、近い世代として同じ方向を向いている部分もあれば、まったく相反する部分もあり、面白い。

 それにしても、加藤さんのタフさには本当に舌を巻きます。
 いろいろな情報を入手するには、様々な現場に行き、本当に多くの人と話をすることにあるのですね。

 中国といってもあの広い国のこと、ひとくくりにするのは無茶というものでしょう。
 中国は共産党がぎりぎりと民衆を押さえつける息苦しい国というイメージがありますが、加藤さんのお話を聞いていると、なんだ日本よりある意味中国のほうが自由だ、と。
 もちろんある面ではかなりの制限を受けるけど、多くの面では日本のほうが不自由じゃないか、そんなふうに思いました。

 今時の若い人たちも、時代の流れを読んで強かに生きる術を、模索しながら少しづつ獲得しているのだなあ。
 当たり前と言えば当たり前ですが、彼らの対談から印象深く感じたのは、そんなところでした。

2013-6-16
カテゴリー:日本の社会問題世界の文化と歴史

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