#335
松浦弥太郎の仕事術
松浦 弥太郎 朝日新聞出版 (2012)
松浦さんの仕事術はスマートですね。
読んだ後に思ったことは、そんなことでした。
松浦さんは「暮らしの手帖」の編集長です。
この本に書かれている仕事術は、決して新しいことではないことだと思います。むしろ、オーソドックスなものが多いのではないでしょうか。
しかし、それらの「仕事術」を、松浦さんの仕事の仕方を紹介しながらさらりと説明するあたり、何も特別なことをするわけじゃない、いつもの生活の中ですぐできることなんだ、と読みながら思える「馴染みやすさ」を感じました。
いろいろな「仕事術」を紹介してますが、私が特に気にしてやってみたいと思ったのは、「観察力とテレパシー」や「頭の中に白い画用紙を置く」でしょうか。もっと「気づくこと」「考えること」に力を入れたいなあと思いました。
ところで、松浦さんが最も言いたいことが凝縮されているのが、最後の章「おわりに その先には人がいる。」ですね。これがあって、そこから様々な仕事術が派生する。
「仕事において、暮らしにおいて、いつでもどんなときでも、自分に幸せを運んできてくれるのは、助けてくれるのは、人であることを忘れてはいけません。」
2014-9-10
カテゴリー:生き方/経済・ビジネス