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#14

偽りの種子 遺伝子組み換え食品をめぐるアメリカの嘘と謀略

ジェフリー・M. スミス 家の光協会


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 自分で虫を殺す毒素を出すジャガイモ、収穫して2ヶ月腐らないトマト、効率的に牛を成長させるホルモン・・・

 これら遺伝子組み換えの食品は、一見消費者に利益を与えるように見えます。実際、遺伝子組み換え食品の主力企業、米モンサント社は「遺伝子組み換え食品は飢える人を救い、地球の環境を守る」と言っているようです。

 しかし、この本で暴露されるのは、モンサント社を含めた遺伝子組み換え企業・業界のなりふり構わない悪行の数々・・・
 実際、遺伝子組み換え食品は、アレルギー反応、発作、体の痛みなど、数々の健康障害が報告されています。にもかかわらず、いい加減なデータで安全と言い張り、世界中の農業の全支配を目指して様々な工作を繰り広げます。政府高官の買収、高額の研究費を支給して自社に都合の良い論文を学者に書かせる、遺伝子組み換え食品の問題を追及したドキュメンタリーの放映を中止させる、記事の新聞掲載を妨害する・・・

 実際、モンサント社の場合で言えば、米政府関係者にはモンサント社と何らかの関わりを持っている人が多いので、これら遺伝子組み換え企業の規制を積極的に行わないのです。ある業界関係者は「遺伝子組み換えは市民のためではなく、業界の顧客のため」と言い切っています。

 そして日本。この震災のどさくさに、これら遺伝子組み換え食品企業が日本での勢力拡大を図ろうとしています。遺伝子組み換え植物の花粉は、他の遺伝子組み換えではない植物と交配し、遺伝子汚染が広がります。やがて、日本で栽培される食物の全てが遺伝子組み換え食品になる可能性は多いにありうる。
 今それを抑えないと取り返しのつかないことになるでしょう。食べ物は最後の砦、私たちの胃袋をつかまれたら、もうこの国に未来は無い。

2011-7-2

カテゴリー:食と農科学技術世界の社会問題

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