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#58

日本の独立

植草 一秀 飛鳥新社 (2010)


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 植草さんは、小泉政権時代にりそな銀行インサイダー取引疑惑について調べていたため反感を買い、手鏡事件で冤罪をかけられたといわれる方ですね。
 政府や官僚の闇を暴こうとしたり反抗したりしようとする人は消されたり冤罪をかけられるようですから気をつけた方がいいですね。

 それはともかくとして、この本は民主党が与党になった菅政権の頃に書かれていますから最近の動向については情報が古いですが、そこにつながるまでの流れは十分に参考になるものです。

 日本の政治について、本書で簡単に表している言葉があります。それは、「米国、官僚、大資本が戦後日本政治の支配者であった。」という言葉です。その三者の中でも、もちろん米国は親分。
 日本はアメリカの植民地という使い古された言葉がありますが、まったくその通りで、アメリカ政府の思惑どおりに操られ、アメリカの言うことを聞いた政権はその恩恵を得、逆に危機感を感じて反抗しようとする政権は息の根を止められんばかりに反撃にあってきたことがよく分かりました。
 最近では小泉政権、首相はすばらしきパフォーマンスで日本国民を虜にし、その一方でアメリカ政府と手を結んで日本の財産をアメリカに融通させるがごとく奔走したのです。おかげで格差社会になって生活保護を受ける人が増えたのはご存知のとおりです。

 たぶん日本国民がこのようなことについて皆が知らなければ変わらないのでしょう。国民が政・官・業の広告塔となったマスメディアに洗脳されている間は無理なのかなという気がしてきました。テレビを見なくなった今の若い世代に期待したほうがいいのでしょうか。

2011-11-2

カテゴリー:政治と行政日本の社会問題
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