#41
総理官邸前にて。
2012-6-17
6月14日、行ってきました総理官邸前。
そうです。大飯原発再稼働反対抗議。
5月5日、日本の原発はめでたく稼働ゼロとなりましたが、先々週中、あるいは先週中にも政府が大飯原発再稼働を決定するだろうと言われ、その間何回か総理官邸前で抗議が行われました。
平日ということもあってなかなか足も向かなかったのですが、意を決して行ってきました。
夕方6時からということで、仕事は定時で上がり、その足で総理官邸前に行きました。正確には総理官邸の道路挟んで反対側の歩道なんですけど。
6時開始。主催者からの言葉、それに続いて、いろいろな方のお話がありました。
福島から来られた方も何人か話されました。原発事故でふるさとを追われ、大変な生活を送り、そして事故による被害は何も収束していないのに、また原発を稼働しようとしている。あの福島の事故は一体何だったのか、と。もう、胸が詰まります。
さらに、四国の伊方原発の稼働阻止行動に行かれた方、福島の子どもたちを一時的に外に出している方、などなど。そして、官邸に向かって「再稼働反対!」の抗議の声。
永田町というところは実に夜景のきれいなところですね。
まあ、この時、この総理官邸に野田総理が居たのか居なかったのかは分かりませんし、きっと建物はこの大きな抗議の声も全く聞こえないような防音構造になっているのでしょうけど(勝手な想像)、自分に向けられた声だというのは認識があったでしょうか。
実はこの集まりで、民主党の三宅雪子議員が飛び込みでお話にいらっしゃいました。
三宅さんは民主党の中でも脱原発に積極的に走りまわっている方で、twitterでもその様子はうかがえますが、この日も朝から福井に行って副知事とお話していらっしゃったそうで、「野田総理は本当に人の話を聞かないでどんどん勝手にやってしまう」とか言ってましたけど、このような人と今の閣僚みたいな人がどうして同じ政党でやっていけるのか全く以てフシギです。
「安全基準の対応もこれからで、
ベントフィルターもつけてないんでしょう。
よくそれで安全って言えますねー」
一人一人、ソーリに向かって。
そして、原発を推進してきた議員たちに向かって。
最後は、ぜひ総理に向かって一言、言いたい!という人が順番に、総理官邸に向かって叫びます。
もう、この人たちの言っていることのほうが、原発動かしたくてしょうがない政治家・経済界・そして原子力ムラの人たちの話よりも、よっぽどまともです。
この日はTBSと赤旗が来てましたけど、15日は14日は以上にかなり人が集まったにも関わらずTVも新聞も全て黙殺だったようですね。何のための報道機関なのでしょうか。
6月16日、残念ながら大飯原発の再稼働が決定してしまいました。
ストレステストを1次評価でOK出しちゃって、マダラメさんでさえ1次評価じゃ不十分って言ってます。保安院が福島第一原発事故を受けて作った安全基準30項目も半分以上は対応これから。直下に活断層の疑いあり。避難路は1本道で、背後の山は崩れる恐れあり。しかも滋賀県はSPEEDIの情報提供を要求しているのに文科省は拒んでいるらしいじゃないですか。何もかも問題だらけ。
ソーリが使った「責任」という言葉もずいぶんと軽くなったものです。福島第一原発事故の責任は誰一人とっていないのに。
再稼働、予想はしてましたので「やっぱり」という感じで驚きもしませんでしたけど、これからも引き続き、様々な形で地道に声を挙げ続けていきたいと思います。
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