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#82

アラブの夜・沖縄の夜・アジアの夜


2013-2-5


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大工哲弘live@晴れたら空に豆まいて

 「島の風、砂漠の風」というタイトルで沖縄歌手の大工哲弘さんとウード奏者の常味裕司さんと、加えてミュージシャンの久保田真琴さんが参加。これは行くしかありません。

 スタートは常味さんのウード。
 ウードとはアラブの楽器で、それが日本にたどり着いては琵琶になり、ヨーロッパにたどり着いてリュートとなったそう。へー、そうでしたか。
 常味さんは日本で数少ないウード奏者だそうで、シリア・イラク・エジプトなどの音楽を披露してくれました。曲間のお話では、アラブの音楽についていろいろ語ってくださり、豊かなアラブ文化に対する敬意が現れてました。

 私、アラブの音楽を生で聴くのは初めてだったのですが、これがとても良くて。
 これは音楽というより、「絵」ですね。表情豊かで、音の流れというより音の集まりという感じで、心の奥に響いてきます。聴いてると頭の中が色々な色で染まっていくのがよく分かる。

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 後半は大工さん。
 この方は沖縄の民謡ばかりでなく、様々なポピュラーミュージックを遊び心半分でオキナワテイストし仕上げて演ってしまう人で、私はこの方の音楽が大好きなのです。
 「孫にカッコいいと言われた」帽子をかぶって。曲間はダジャレの嵐で会場を湧かせます。
 久保田さんは東南アジアのポピュラーミュージックに精通し、現地ミュージシャンをプロデュースしてアルバムを出したりしている方ですが、今回は伊藤大地さん、ロケット・マツさんとバンドとして参加。

 久保田さんが大工さんと一緒に演ると、小気味良い変化がつき、凪のような心地よい沖縄音楽になります。おー、そうだった、東南アジアの音楽もこんな感触で仕上げてた。で、一緒にアルバムもレコーディングしたそうで春頃発表するとのこと、今から楽しみ。

 そしてアンコールは常味さんも加えて全員で。アラブ・オキナワ・ロックが融合した音楽はまるで大洋のように大らかで優しく力強い音楽になってました。感動の夜。



カテゴリー:芸術のあたり気になる人たち


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