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#165

補助輪とれた


2015-4-29



 娘がずっと乗っていた、補助輪付きの自転車。

 昨年の今ごろ、娘が「補助輪とりたい」としきりにせがんだ時期がありました。

 もうそんな齢になったか、と思いながら河川敷に連れていきました。
 ペダルを取って足で蹴るようにすれば上達が早いと聞いたので、工具も持っていって河川敷で補助輪と一緒にペダルもとったのですが、娘は乗ってみたもののその慣れない不安定感にビビってビビって。
 1時間ほどやって嫌になったのか、「お水飲みたいからうちに帰る」と言いだしたので終わりにして、それっきり。

 日にちがたってから娘を何回か練習に誘いましたが「小学生になってからでいい」と、その時の熱もすっかり冷めたようで。
 その後娘自ら自転車に乗ることもあまり無くなりました。





 ところが。


 先日職場の同僚Nさんから、娘さんたちが乗っていた自転車を譲っていただきました。

 事前に職場の脇にまで持ってきていただいたので、妻と娘が車で引き取りにきましたら、娘はその自転車を見るなり「乗りたい」と。
 数段の変速ギアの付いた、自転車。娘にはちょっと大きいのですぐには乗れないでしょう。当然補助輪も付いてません。
 「今乗っている自転車で補助輪外して乗れるようにならないと、こっちの自転車は乗れないなあ」と娘に言うと、娘は「じゃあ今の自転車の補助輪はずす!」と。

 妻は補助輪を外す練習のためにストライダーに慣れるといいと聞いていたらしく、お友だちからストライダーを借りる約束をしていたようでしたが、私は「今の自転車で乗りに行こう!できるよ。」と娘をそそのかして、河川敷に行きました。


 昨年のの反省点もふまえ、ペダルがある状態にすぐに慣れさせるためにペダルは取らない、安心感を持たせるために足も両足がぺったり地面に着くようにサドルを下げる、ということでやってみました。
 私が自転車の後を持って支えて、娘が漕ぎ始めてうまくバランスが取れた頃に手を外す。
 (私も、子どもの時に母にやってもらったことを思い出しながら。母と何回も練習していたある時、母に支えてもらっていると思っていたのに支え無しで自分で漕いでいた、と分かったあの瞬間の光景と嬉しかった気持ちを、今でもはっきりと覚えています。)

 まあでもこれが、わりとすぐにできるようになったのですよ。
 スピードが出て安定してしまえば、補助輪無しでもどんどん漕げる。

 1年たつと違うなあ、と思いました。



 しかし。
 漕ぎ出しがなかなかできない。
 漕ぎ始めに片方の足をペダルに載せたままもう片方で蹴って、スピードが出て自転車が安定したころに蹴っていた足をペダルに戻そうとしますが、戻した直後にペダルをすぐに回転できなかったり逆回転させたりして失速し、よろけてしまうのです。

 どうやら、足が気になって足下ばかり見ているのでふらついてしまうらしく、ペダルに両足を載せたら前を見て!と言いますが、怖がってそれがすぐにできない様子。
 なかなかこつが掴めないので、これ以上やっても進まないなあと思い、この日はこれで終わり。


 次の日。
 気持ちも新たになり、余計なことを考えなくなったためか、漕ぎ出しで両足をペダルに載せて回転させはじめるのも昨日ほど苦労しなくなりました。
 初めはスピードが乗るまではふらつき気味でしたが、慣れてくるとできるようになって楽しくなってきたらしく、自ら河川敷を何往復もするくらいに。

 家までなら、もう補助輪無しで帰っても、もう大丈夫。

 補助輪を外す練習のためにお借りしたストライダーは、娘が補助輪無しで自転車に乗れるようになったころ我が家にやってきたのでした。(でも遊びで乗るって言ってた)

 娘よ、おじーちゃんおばーちゃんが子どものころは子供用の自転車ってのがほとんど無くて、「三角乗り」ってやつで大人の自転車に乗ってたらしいぞ。やろうと思えば何でも出来るのだ(私は三角乗りをやったことないから大きな声では言えないが)。




***




 1週間後、妻が娘と自転車で出かけて行きました。聞いてみたら、妻の実家まで(寄り道しつつ)約1時間かけて行ったとか!
 子どもの上達は早いですね。




カテゴリー:こどもとともに


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