印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

yagi.png

ハナwork2.jpg

#25

クルマより鉄道

 我が家には車がありません。それどころか、(ヨメは結婚前に車を持っていましたが)私自身が車を所有したことがありません。
 ですから、車の買い方やら維持の仕方やらを未だに知りません。化石みたいなもんです。
 でも人の車ばかり運転していたおかげで、軽自動車から普通乗用車、バン、外車、はたまた2tトラックまで、15分くらい運転すればどんな自動車でも乗り慣れてしまうという特技が身につきました。

 今住んでいるところは車の必要性をあまり感じないのですよ。市内を動くのならチャリかバスで十分ですし、買物も最近はほとんど宅配ですから買物するために出歩くこともあまり無いですしね・・・(本当はもう少し地元にお金を落としたほうがいいとは思うんですけど。)
 基本的に、出かけるには鉄道やバスを使えばいいし、遠出をするのに車がどうしても必要であれば借りればいいと思ってます。
 (本当は・・・高い車の購入費と維持費と税金と駐車場代が惜しいから、が一番大きいかも。)

 なので、自分で言うのも何ですが、鉄道とバスを乗りこなすのは結構うまいと思います。

 例えば、山登りに行く。
 車で行くことも可能ですが、車で行ったらコースは車を置いた場所に戻るルートにしなければならない。そうすると必然的に、ループかピストンして戻るルートになってしまいます。
 でも、山は縦走が面白い。戻ってきて同じ景色を見ると楽しみも少し減りますので、できればこっちから山に入ったら向こう側に出たいのです。そうするとやはり、車を取りに戻らなくて済む鉄道+バスがいい。帰りに車内でお酒飲めるし、うたた寝も出来る。

 鉄道を乗り継ぐ旅というのも好きなのですが、初めて鉄道乗り継ぎの旅をしたのは中学生のころだったでしょうか、鉄道2駅区間でどれだけ長く鉄道に乗れるかをやってみました。
 朝早く出発して、(上尾駅)→高崎線→(高崎駅)→八高線→(八王子駅)→横浜線→(橋本駅)→相模線→(茅ヶ崎駅)→東海道線→(東京駅)→京浜東北線(大宮駅)というルートで、夕方着。当時たしか2駅で120円くらいだったと思います。当然途中の駅で下車は出来ませんが、この金額でこの長さの旅。
 貧乏中学生ならではの、お金のかからない長い一人旅。たぶん鉄道ファンならだれでもこんなことはやったことがあるでしょう。

 その後、学生になったらチャリをかついで青春18切符を使い日本中あちこちに普通電車乗り継いで行ったり、千葉に一人で住んでいた時は房総半島を列車で横断(小湊鉄道→いすみ鉄道)とか、久留里線で上総亀山まで行ってそこからバスで鴨川に出たりとかやってましたし、ヨメとの結婚前には、東京から大阪まで普通電車乗り継ぎ→大阪から夜行の快速で高知へ→太平洋沿いを普通列車で南下、中村から四万十川に寄り道した後さらに南下し高知の宿毛へ→フェリーで豊後水道を渡り大分の佐伯に上陸、普通電車でヨメの実家の宮崎へ、というのをやったこともありました。

 最近は部分的に特急とか新幹線とかも乗るようになりましたが、基本は普通電車。乗り継いでいるうちに乗客の方言がどんどん変わっていくのが面白いし、おばちゃんとか高校生の賑やかな会話とかを聞いてると気持ちが和みます。
 時代が変わったなあと思ったのは、地方のローカル線に乗って旅する外国人を見かけるようになったこと。たしかに、山がちな狭い国土にへばりつくようにあちこちを鉄道が走る国はそう無い。

 同じように地方のバスも好きです。ある意味鉄道より面白い。鉄道よりも「どこに連れていかれるか分からない」感が強いですからね。
 鉄道は「レールがつながっている」という安心感がありますが、バスは縦横無尽に広がる道路網を走りますから、少々心細い。極端な話、途中どこかで放り出されたら、鉄道はレールを辿れば元に帰れるけどバスだと元に帰るのは難しい。多分迷う。
 でも、それがかえって「わくわく感」をくすぐるんじゃないかと思います。(これが外国の路線バスだとわくわく感にも増してドキドキ感がさらにUP!)

 日本って足で歩くと、面白い所いっぱいあるんですよ。それを見つけるのに鉄道とかバスは最適です。

2012-2-22

カテゴリー:旅と山歩き

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ にほんブログ村 家族ブログ 里親・里子へ にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
ランキングに参加しています。よろしければ1クリック、おねがいいたします!