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#24

さようなら原発1000万人アクションに参加したこと。しかもちょっとお祭り気分で

 2月11日、「2.11さようなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京」に参加しました。
 お友達のIさんに声をかけ、Iさんはお友達のKさんご夫妻を誘って、4人での参加です。

 最初は代々木公園の野外ステージへ。
 私はデモの参加は2回目、今回は鳴り物でチビのおもちゃのタンバリンを借りていきましたけど、Iさんはフェルト製のかわいいメッセージボードを作ってきましたよ。

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 今回は思いきったタイトルをぶち上げただけあって、かなり多くの方が参加されてました。
 まず、ステージでthe JUMPSという若手バンドの弾けた演奏。オジサンたちは「若い子が何かやってる」って感じでたたずんでましたけど、若い子たちはけっこうノッてましたね、さすがタテノリ世代です。

 その後はゲストによるスピーチ。作家の大江健三郎さん、澤地久枝さん、そして福島から来た一般の方が三人、永山信義さん・増子理香さん・菅野正寿さん。それから俳優の山本太郎さん、「中学生」アイドル藤波心さん、最後に作家の落合恵子さんが締めくくりました。

 どの方の話もすばらしかったのですが(詳しくは「さようなら原発1000万人アクション」への リンク または一番下の動画をご覧ください)、一番ぐっと来たのは、福島から来た3人組のうちの一人、子供を連れて関東に自主避難された増子理香さんでした。汚染された水道水を「問題ない」と学校で言われてお子さんが水を飲まずに帰ってきた話、県外へ避難するときに家族との間に軋轢が生じ、旦那さんを福島に残したまま来たこと、関東に来てなかなか部屋を借りることができなかったこと、など、気丈に話されましたが最後は涙声になり、集まった参加者たちが思わず目頭を押さえる場面もありました。

 それらが一通り終わったら出発。新宿方面と明治公園方面の二手に分かれ、私たちは明治公園方面に混ざりました。
 それぞれがメッセージボードを抱えたり、鳴り物鳴らしたりしながら一緒に「原発はいらない」とか、「原発再稼働反対」とか、声を合わせて歩きます。歩道沿いはおまわりさんがいっぱい立って監視してましたけど、いざこざは無かったように思います。

a0020_3.jpg 神宮前を抜け、表参道を曲がり、明治公園へ。私たちの横を、太鼓(あれはどこか、アフリカのあたりの太鼓だろか?)のカップルが叩いたリズミカルな太鼓の音がとても賑やかで、お祭みたいな感じになってました。家族連れや若い子たちも多く参加してて、前回参加したときよりもデモへの参加に対する世の中の意識が変わったのかなあと思いました。

 普段生活していると、家の外で原発や放射能は危ないなんて話は、ほとんど出来ません。世の中がそういう雰囲気ですからね、今のところ私のまわりは表向き皆普通に暮らしているし。
 一方では、ツイッターやブログからは福島の被災者たちからのリアルな悲痛な叫びが届く。もう今では産地偽装は想像以上に多くて汚染食品はあちこちに出回っているくらいなのに、学校給食は安全とばかりに弁当持参を認めない学校に必死に嘆願するお母さんたちの声が届く。震災前に1mSv/年と法で定めらていた被曝許容量が20mSv/年になり、100mSv/年でも大丈夫だっていう学者まで現れた。

 この、二つの世界が混じっているのにこの平穏な世界しか目に見えない、この感じって何だろう、と。これだけのことをしておいて、なぜ原発をまた稼働したいって言えるんだろう、と。自分がおかしいのだろうか、声を上げている人たちがおかしいのだろうか、世の中がおかしいのだろうか。

 でも、今回の参加者は1万2000人!男女問わずいろいろな年代の、普通の人が参加しているのを見て、同じように考えている人が実はいっぱいいるんだなあと思い、心強く感じました。

 歩いたのは1時間半くらいでしょうか、集会のときも立ちっぱなしだったので、終わったらクタクタ。Kさん(旦那さん)は都合で途中で抜けてしまわれましたが、残り3人は千駄ヶ谷駅近くの居酒屋でお疲れさん会をして、気持ち良く酔っ払って帰ったのでありました。

2012-2-15

カテゴリー:原発

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