#36
宮崎詣で
5月連休に1週間ほど宮崎に行ってました。ヨメとチビはほぼ宮崎生活が定着してまして、どちらかというと「別邸(と書くと聞こえがいい・・・)に帰った」という感じですが、約1カ月ぶりの家族生活でした。
週の前半は天気も今ひとつでしたが、後半は気持良く晴れました。
つい最近、ヨメがこちらで車を買ったこともあり、今回は結構あちこちに行きました。
ヨメの妹家族宅にちょくちょく顔を出した他、
★チビとヨメが保育園に行くのについて行って一緒に過ごしたり。
みんなで海岸の入江の干潟に行き、ハゼやカニを追ったり貝を探したりしましたが・・・
やはり自然児です。素足で泥の感触を楽しむ→お尻うっかり水浸し→調子に乗って全身水浸し
→裸族出現という、人類退化の過程ようなみごとな変貌ぶり。
★都井岬へ野生のお馬さんを見に行ったり
「お馬さんの写真撮るー」「あーそれ電源ボタンだから。ほらレンズが出たり入ったりしてる」
「海きれいだねー」「そうだねー」・・・ではナイ。
「お母さん下行きたい」「疲れるからヤダ」
★熊本との県境近い秘境のような西米良村という村のお祭りに行ったり。
気持よさそに泳ぎます。チビはサカナのぼりって言ってましたけど
お神楽見ました。もっとじっくり見たかった!チビが飽きちゃったもんで。
★動物園に行ったり。
おそるおそる子ヤギをナデナデ
暑さでへたばったキリンさんにダチョウさん二羽がつっつき
そして有意義だったのが、3.11以降関東から宮崎へと移住した方々とお話できたこと。
ヨメが参加している「うみがめのたまご 3.11の震災を受けて、宮崎に来たお母さんの会」の一部の方々を中心に集まってお話する会があるというので、ヨメに連れて行ってもらいました。
参加時間は自由という、気楽な会で、会場のNさん宅には十数家族が集まりました。とは言っても、皆思い思いに、ごちそう囲んでおしゃべりしたり、子どもたちと遊んだり。
お仕事を辞めて一家で引っ越してきた家族もあれば、奥さんとお子さんだけ連れて宮崎に移り住み旦那さんが定期的に関東から宮崎に通っている家族もあり。でも多く共通しているのは、放射能がどれだけ子どもに影響があるのかが分からない、だから移ってきた、ってことです。
皆、いろいろと真剣に考え、考え抜いた末に行動してるんですね。誰かに促されるままに行動したのではなく、自分たちの決断で行動したこと。
そして、それぞれがいろいろ手探りで日々を過ごし、今後のことで不安を感じてもいるようですが、不思議と前向きな気持ちが伝わってきて力強く感じました。
私も当初、ヨメとチビの宮崎生活は数ヶ月様子見のつもりで考えていたのにもう1年以上になってしまって、今後の展望も見えないまま様子見生活を続けていますが、どこで区切りをつけていいのやら自分でも分からなくなっています。
でも同じようなことをされている方にお会いするとほっとしますね。と同時に、これから自分もいろいろ前向きに考えていこうと思い、刺激になりました。
と、マジメな感じで書いてますけど、楽しかった!
次の日、飛行機で帰る日だというのに午前中二日酔いで起き上がれず・・・
2012-5-11
カテゴリー:旅と山歩き/宮崎へようこそ