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#104

確定

2013-6-11

 遡ること2週間前、裁判所より郵便が届きました。

 開けてみると、申立事件審判と書かれた書類があり、私たち夫婦がムスメを養子にしようとするまでの経緯、そして産みの母がムスメを育てられず養子縁組を承諾している内容が書かれていました。そして別の書類には、2週間異議が無ければ確定証明書を発行する旨が記されていました。




 そして、2週間たちました。

 裁判所から再び封筒が届きました。

 恐る恐る開けてみると、「審判確定証明書」と書かれた書類が入っていました。

 事件の表示と、当事者の表示として私たち夫婦の名前、ムスメの名前、ムスメの産みの母の名前が記され、日付と、証明する旨の記載がありました。

 2週間この日を心待ちにしていたわけですが、封筒を開き、「証明書」という紙を見て最初に感じたのは「一抹の寂しさ」でした。

 同じものが産みの母にも届いているはずです。

 自分がムスメの産みの母の立場だったら、どう思っただろうか。

 様々な事情で手放さなくてはならなくなったとはいえ、本音は自らで育てたかったのではないだろうか。

 この書類をもって、ムスメが、産みの母も会ったことも無い夫婦の養子になってもいいと、裁判所は判断したのです。



 確定証明書と書かれた、たかがこのA4版の紙切れ一枚に、とてつもない重みを感じました。





カテゴリー:こどもとともに

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