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#114

コドモの振り見て我が振り直せ

2013-9-9

 8月末に夏休みを利用してムスメの保育園の行事に参加するためにカミさんとムスメが住む宮崎に行き、ついでに前回の記事のように長崎まで足を延ばしたのでしたが、宮崎でのその他の日といえば特に何をするわけでもなく、ムスメの保育園に顔を出して一緒に(子どもたちの面倒を見るという名目で)子どもたちに遊んでもらったり、台風襲来に備えて保育園のまわりを他のお父さんお母さんたちと片づけをしたり(結局台風は来ませんでしたが)して過ごしたのですが、空いている時間にぼーっと子どもたちの様子を見ていましたら、普段家ではあまり見られないようなムスメの行動に気がつきました。
 それは、他の子たちに向かって「〇〇、これやって。早くやってよ」などと何かを命令したり、年下の子たちに向かって「△△、それやらないんなら××やってあげないよ。それでもいいの?」などと偉そうなお姉さん面している姿でした。

 うーん、嫌なものを見てしまいました。自分が同じくらいの齢のムスメの友人だったら、ムスメのことを嫌なヤツだと思ったでしょう。

 まあそれでも子どもどうしのやり取りですし、いじめというわけでもなさそうだったので、変に大人が割って入るのもスジが違うと思い黙って見ていました。あとで家に帰ってからちょっと注意してやろうかとも思いましたが、この齢ですから後でムスメに言ってもムスメは何のことやら思い出せないだろうと思って今回は放っておくことにしました。

 そんなことを思っているうちに、ふと気がつきました。

 子どもは親の背中を見て育つと言います。
 だとしたら、このムスメの姿は親の姿のどこかに同じようなものがあるのではなかろうか、と。

 いろいろ振り返ってみました。
 ムスメに何かを注意する場合、命令口調で言ってしまうことだろうか。
 ムスメにとくとくと説教してしまうことだろうか。

 それとも、単にムスメの生まれ持った性格?

 まあ仮にムスメの生まれ持った性格だとしても、親の行動の影響は大きいでしょう。
 ムスメのそんな行動も、子ども同士の社会でそんな自分を出しながらいろいろ経験して大人になっていくと思えばそれも勉強と思えなくもないのですが、親である自分が子どもの悪い手本にならないで済むに超したことはありません。

 ちょっと見ただけなので原因がハッキリとはわかりませんでしたが、常に子どもの行動を注意深く見ることは、子どものいろいろなサインを見逃さないためにも大切なことですね。
 それによって親が変わるきっかけを与えてくれるのかもしれず、子どものしつけも大事だがその前に親である自分のしつけも大事なことだなと、保育園の縁側でムスメたちのやり取りを眺めながら考えていたひとときでした。



カテゴリー:こどもとともに

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