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#166

大崩山でアケボノツツジの花を愛でる

2015-4-29

 宮崎に移り住んでやってみたかったこと。

 それは「宮崎&九州中の山を登る」ことでした。

 山登りが好き、とはいうものの、これまで登った山は関東甲信越・信州が中心、足を伸ばして東北のあたり。
 南は学生の時に行った屋久島と阿蘇くらいでした。

 妻と子どもが宮崎に住んでからは宮崎県内の山にいくつか登りましたが、昨年自分自身も移り住んでせっかくなので九州のいろいろな山に登ってみようと思いました。
 昨年1年は大きく変わった生活環境に慣れるのが精一杯であまり山に行きたいという気持ちではなかったのですが、ようやく山登りを再開しようという気持ちになりました。

 宮崎にもこの時期に花が見頃の山がいくつかありますが、県北の山々はこの時期アケボノツツジの花が咲いているそうで、私自身アケボノツツジを見たことがないので見てみたいということもあり、子どもでも無理無く登れるコースを探し、大崩山(おおくえやま)の宇土内谷ルートを登ることにしました。

 大崩山は、宮崎県内の大分県境近くに位置する山。延岡からさらに車で2時間くらいかかります。
 延岡から高千穂に向かう国道218号線をたどり、途中から谷沿いにへばりついた細い県道214号線を上り、さらに路面も粗い比叡山林道へ。
 県道に入ってすぐに秘境の雰囲気が、そして林道に入ると秘境どころか山の中。

 今まで宮崎の山では登山口まですんなりとたどりついたことが無かったので「本当に大丈夫か?」と思いましたが、この辺りが駐車場のはずだけど・・・と思った所に十数台の自動車が。
 今回は難なくたどり着くことができました。

 車を見たところ圧倒的に他県から来ている車が多かったですね。
 こんな宮崎の山奥に他の県から登りに来るのか、と思いました。

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駐車場から林道を辿って登山口へ。

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登り始めてもう少しで尾根へ。
アセビは高さが7〜8mくらいでしょうか。
こんなに大きなのは初めて見ました。

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登山口から1時間もしないうちに気持ちのいい尾根道になります。

 保育園の行事で双石山に登ったとき、娘はけっこうガシガシ登って足も早かったのですが、今回はだらだら遊びながら歩き、思っていた以上にマイペースです。
 友達と登る時は競争心も芽生えて足も速くなるのでしょうね。

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サルノコシカケに腰掛ける子ザル。

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「おとーさん、キノコ、すごいねえ」
山の中ではいろいろな発見があります。


尾根を歩き始めて約1時間、第一ピークが近くなる頃にようやく花が目に付きはじめました。

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右がアケボノツツジ、左はミツバツツジ。

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通りすがりの登山者たちに、
「えらいねー がんばってるねー」と言われて嬉しくなったのか、
先行くパーティについてゆく娘。

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花の天井です。

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ようやく頂上が見えてきました。

 だらだらと続く明るい尾根道歩きは気持ちいいですね。

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頂上すぐ手前の石塚からは、
地蔵岳ほか山々の稜線が見えました。

 歩き始めた時は薄ら寒かったのですが、頂上は日差しも強く、暑くなりました。

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頂上は日陰が少なく、
わずかな日陰を作っていたミツバツツジの花の下でお弁当を食べました。


***


下山途中で休憩していたらたまたま見つけました。

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根っこから倒れているのに生きている
(その1)

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根っこから倒れているのに生きている
(その2)

 ガイドブックに載っていたコースタイムは3時間ちょっとでしたが、実際はたっぷり6時間。
 でもいいのです。私にとって山登りはスポーツではなく「旅」ですから。

今回のルート



カテゴリー:旅と山歩きこどもとともに宮崎へようこそ

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