印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

ハナwork2.jpg

ツブヤキ #201

荒船山の冷たい風

2016-1-12

 昨年末、帰省のついでに荒船山に登りました。

 夜明け前に車で埼玉を出発し、国道17号を西に向かいますが、通勤時間帯に差し掛かるためか車の列はややノロノロ。
 藤岡から国道254号に入るとようやく車の量は減り、下仁田を過ぎると走る車はまばらになります。

 内山峠を過ぎてしばらくして脇に入る細い下りの坂道。路面が一部凍っており、滑らないようにローにギアを入れてそろりそろりと下ります。

 登山口の駐車場は一面うっすらと雪が積もっており、登山口から先は雪道です。



 駐車場から歩いて約3分。荒船不動です。

a0201_01.jpg

 点在する石像が、いい味を出してます。

a0201_02o.jpg

a0201_13o.jpg

 山道に積もった雪はサクサクの新雪。
 はじめのうちは登山靴のままでもどんどん歩けますが、道の傾斜がきつくなると滑るので途中から軽アイゼンを履いて登ります。

a0201_03o.jpg

a0201_04o.jpg

a0201_05o.jpg

 荒船山の上は概ね平なのですが、その端に経塚山と呼ばれる小山があります。そこが荒船山の頂上です。
 小さな祠がありました。
 周りを木々に囲まれ見晴らしは良くありませんが、木と木の間から周りの山々が見えます。

a0201_06o.jpg

 まるでかき氷のような雪。

a0201_07o.jpg

 経塚山から下り、荒船山の上の平地の、反対側にある艢岩を目指します。高原の樹林のようです。
 振り返ると明るい陽の光と気持ちのいい青空が見えます。

a0201_08.JPG

 ようやく艢岩に到着。ここからの眺めは最高!
 真っ正面には浅間山が見えます。

a0201_09o.jpg

 左手には、雲の間に雪に覆われた中央〜北アルプスの山々。

a0201_10o.jpg

 しかしこの艢岩、下が切り立った崖になっており、転落死亡事故がたびたび起こることで有名。
 岩の先の方には近づかないように気をつけて。

 冷たい風が、粉雪を散しながら強く吹くので、寒くて長い時間いられません。
 そばにある避難小屋で食べるお昼ご飯もそこそこに、来た道を戻ります。

 同じ道でも、行きと帰りから見る風景は随分と印象が違います。

a0201_11o.jpg

a0201_14o.jpg

 いつもなら、杉林を抜ける下りの山道は淡々と下りるだけですが、雪道だとふかふかとした雪の感触が楽しいですね。

a0201_12.JPG

 ところで・・・
 なぜ荒船山っていう名前なの?

 下から見るとこんな形。

320px-Mt.Arafune.JPG
(この画像はウィキペディアのファイルから拝借いたしました。)

 荒波を進む船のように見えるから、のようです。
 私もそうですが、この形に興味を覚えて登りに来る人は多いと思います。

 今回のルート

カテゴリー:旅と山歩き

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ にほんブログ村 家族ブログ 里親・里子へ にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
ランキングに参加しています。よろしければ1クリック、おねがいいたします!