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原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる

田中 優 武田ランダムハウスジャパン

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 これは原発推進派には必読の書ですね。原発無しでこれだけ節電できるアイデアや技術がこんなにあるとは思わなかった。これでは著者の言う通り、宝の持ち腐れになってしまうし、このまま放っておいてはどんどん風化してしまう。

 特に気になったのが、日本で高性能の蓄電装置がすでに開発されており、それを積極的に利用すれば無駄な電気が無くなって省エネになるということ。それが出来ないのは言うまでもなく、一部の利権が阻止しているからです。

 この本を読んで思うことは、日本でまさかの大きな原発事故が起こって、その反省の上に立ってせっかく自然エネルギー利用の方向へ舵を切れる絶好の機会なのだから、日本の持つ技術をそちらの方向に力を注げば日本の経済も再び上向くかもしれないということ。

 これまでの経済の低迷の原因は何のことはない、政府や経済界そのものではないかとさえ思います。日本経済が行き詰まっているのは高い税金のせいではなく、高い電気代のせいではないか、ということ。日本て国は自ら自分の首を締めているのではないかと思うのです。消費税アップなんて愚策そのもの。

 もう原子力技術はそのリスクの大きさからいずれ化石化します。泥沼に陥る前に早く脱却せねば。







2011-8-8

カテゴリー:原爆・原発・原子力

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