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正しく知る地球温暖化 誤った地球温暖化論に惑わされないために

赤祖父俊一 誠文堂新光社

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 著者は、アラスカ大学で北極圏の自然科学の研究を続けてきた先生です。

 北極圏の専門家だから言える、地球温暖化が原因で北極の氷が溶け、永久凍土が崩れ、メタンガスが地面から放出されるという説への反論。
 つまり、炭酸ガスが急激に増えたと言われる1900年以前から温暖化は進んでいた、というものです。それがなぜ、「1900年ごろから急激に炭酸ガスが増えたことになった」のか。
 それは、1400~1800年に経験した小氷河期を過小評価または無視しているためだそうです。

 地球温暖化の原因は未だ解明途中にも関わらず炭酸ガス温暖化説が正しいと固定されてしまった今、それに反論することは御法度とされる雰囲気があるといいます。

 炭酸ガス温暖化説は正しくないとするのは、槌田 敦氏の「 CO2温暖化説は間違っている 」という本を読んだことがありました。気温のデータとCO2量のデータを重ね合わせると、気温が上がってからCO2が増加している、とのことでした。

 限りある資源を有効に使い、CO2排出を削減する、このことは勧められるべきでしょう。ただ、それが目的化している今の世界は明らかにおかしい。CO2削減が一人歩きして経済のために利用され、CO2を削減するために資源を無駄に使っているという本末転倒が起きている。

 地球温暖化は数多くある環境問題の中の1つに過ぎないのです。







2011-9-1

カテゴリー:地球の環境と資源

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