#51
テレビ・ビデオが子どもの心を破壊している!
片岡 直樹 メタモル出版 (2001)
いつまでたっても言葉が話せず、表情に乏しく、自閉症に似た症状を持った「新しいタイプの言葉遅れ」の子どもが増えているそうです。本当の自閉症の子を除き、他の子の「自閉症的症状」の主な原因は「テレビ・ビデオの見過ぎ」だといいます。
テレビ・ビデオを子どもに見せておけばおとなしくなるので親にとっては便利ですが、親との相互交流は少なくなり、特に1歳半までだとその間に必要な「話す訓練」を怠ってしまうため、自閉症・注意欠陥多動障害(ADHD)・学習障害(LD)に似た症状が出る可能性が高く、3歳過ぎるまで放置しておくと回復までかなり時間がかかるそうです。そうやって他の人とコミュニケーションをとることができなくなっていくわけですね。
我が家はテレビ無いのですが、食事の支度の時などまとわりつかれると家事が進まないため、短時間ですがパソコンでテレビやビデオを見せてしまうこともあります。
最後の章で紹介されていた、「新しいタイプの言葉遅れ」を予防するための15箇条は参考になりました。
我が家ではチビがベラベラとしゃべるので上記のような症状は今のところ無いのですが、見せないにこしたことは無いので、なるべく気をつけようと思った次第です。
2011-10-17
カテゴリー:暮らしと子育て/日本の社会問題