印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

ハナwork2.jpg

#136

【読書】宇宙はなぜこんなにうまくできているのか

村山 斉 集英社インターナショナル

b0136-宇宙はなぜこんなにうまくできているのか.jpg

 なかなか難しいテーマで、内容を咀嚼するのに手こずりそうになりますが、村山さんがなるべく平易な表現で分かりやすく説明しようとしているのがよく分かりました。

 太陽が燃え続けられる理由について、惑星やブラックホールの正体について、そして宇宙全体について。
 本当に目に見えない、素粒子という小さな物質がくっついたり離れたりいろいろ動いたり変化したりして、宇宙の活動は成り立っているんですね。
 宇宙イコール天文学と私のようなシロウトは短絡的に考えてしまいますが、実に様々な学問の集合体なんだなと感じました。

 そして、宇宙についてはまだまだ分からないこともたくさんあるようですが、地道な観察・観測によって、ごく普通の日常を送っている私たちではとても思いつかないような壮大なスケールの仮説を立て、それを様々な人が検証し、どんどん宇宙についての学問は進化していく。
 はあ、ため息がでます。なんと大きな話しか。

 そして、さまざまな物理法則を見直すと、宇宙に人間が生まれるための条件が揃いすぎているのだそうですよ。
 ・・・無数の宇宙がうまれたことには何の目的もないと思いますが、この宇宙はまさに人間のために用意されたといえるのかもしれません。・・・との印象的な言葉。
 本当に不思議ですね。

 とても面白い本でした。

2012-4-28

カテゴリー:自然科学

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ
ランキングに参加しています。よろしければ1クリック、おねがいいたします!