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#217

【読書】「地球温暖化」神話 終わりの始まり

渡辺 正 丸善出版

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 以前、赤祖父俊一さんの「正しく知る地球温暖化」という本をご紹介しました。この本では北極圏の研究から得られたデータを元に近年の「地球温暖化」について疑問を投げかけた本でした。その他にも槌田 敦さんの本でも二酸化炭素と気温上昇の関係から地球温暖化に疑問を唱えたり、また太陽黒点の活動周期から計算するとこれから寒冷化に向かうという予測もあり、一時期ブームになった地球温暖化説は少し陰りを見せているようにも思えます。

 それはそうと、渡辺さんが「地球温暖化」説に異議を唱えるのは、「皆で地球温暖化を危惧しているが、そんなに温暖化が気になるのか?本当に温暖化するのか?」といったところでしょうか。
 渡辺さん、様々な研究者や研究機関が発表するデータは見せ方にトリックを使っている、という点など、多くの方が暴露している事実も挙げていますが、長期的スパンで見ると必ずしも温暖化しているとは言えないし、これら多くのデータで温暖化していると説明するにはあまりにもムリがある、ということを述べています。

 逆説から多角的視点で検証し、世で蔓延している「地球温暖化説」のおかしさを暴くとともに、その背景と推測される様々な政治活動にまで言及します。そもそもCO2排出削減のための様々な活動はトータルで計算すると削減できているとは言えないとする話は説得力がありますね。ここまでくると、「地球温暖化説には、地球は温暖化するのだという結果に導かれるように作られたシナリオがある」と思いたくなります。

 私個人としては「CO2地球温暖化説」は全く信じない訳ではありませんが、各先進国や国や企業がエコとかCO2削減とばかり騒いでいるのからして、新たなビジネスを生み出すために作られた神話にしか見えませんので、同じような疑問を持った方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。

2013-2-19
カテゴリー:地球の環境と資源

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