#5

弓田 亨　イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画

　センセーパティシエ、日本の食について大いに憂いてます。

　氏は日本の食材で最高のフレンチは作れないと断言してます。

　話は、日本の食材は農薬・化学肥料にまみれて味は低下・栄養素は減少、某TV局により誤った家庭料理の料理法が広まった、冷凍と電子レンジにより栄養素は破壊される、味の無くなった食材を使った総菜やレトルトは調味料の味しかしない、などといったところまで及びます。
　日本人は質の悪い食材しか食べられず、それに舌が慣れてしまい、イタリアやフランスからは粗悪品が多く輸入されているが日本人にはそれが分からないのだとか。
　もっと食に対して危機意識を持たなくてはなりません。人間、食べたもので出来ていますから。

　現代の加工食品に栄養素が少なく、現代人が食事に恵まれていても栄養不足になりやすいというのは最近読んだ 食事でかかる新型栄養失調 （小若 順一、国光美佳、食品と暮らしの安全基金）という本にも書いてありました。いつの間にか日本の食は、経済界発展のための大きな犠牲になっていたようですね。

　あと、センセーはマクロビオティックについてもさんざんにこき下ろしてました。マクロビオティックでうつ病を克服し体調も快調になった私としては、「ま、やり方次第ではそうなるかもね・・・」と苦笑い。

2011-6-7

カテゴリー：食と農