#4
カミサマホトケサマ
船尾 修 冬青社
大分の国東半島は、私が行ってみたいと思っている場所の中で上位を占める、ある意味あこがれの場所。
そこに今でも受け継がれている古い祭りを中心に集落の様子を撮った写真集。
そこに写っていたのは、何かきりっとした空気。
日常にカミが住まう、又は家族の一員、村人の一員のように存在する姿であり、祭りの中では改まって真剣に住民に対峙するような姿。
日本はかつて、全国的にこのような空気を持っていたのでしょうが、いつの間にやらカミは日常から姿を消し、日常生活の中でもその面影が断片的に現れるか、寺社に閉じ込められひっそりと息をころすだけのものになってしまいました。そんな現代において、この国東の様子は、自分の祖先がここで暮らしているのではないかというような、目に見えないつながりをどこかで感じさせてしまうのです。
2011-6-1
カテゴリー:日本の文化と歴史
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