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過去の記事

#236

希望の里暮らし

高桑 信一 つり人社


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 この本読み始めて、あれ、どこかで読んだなあ・・・と思って読書リストを調べてみましたら、2年半前に読んでました(このブログを始める前)。

 それはともかくとして、もともとつり雑誌の連載だそうで、様々なスタイルで生活する人たちを取材し、その個性的な生き方を紹介してくれます。
 峠の茶屋を引き継いで自分たちのペースで生活している人、山奥でこだわりのビールを作る人、岩魚の養殖に成功し守り育てている人、医者の片手間に農業をしている人・・・

 ここに紹介されている15組の人たちは、地方の自然豊かな場所で、自分のペースで好きなことをやっている「自由人たち」と言っていいでしょう。そして彼らに共通していることは「将来はどうなるか分からないけど、好きなことをやっていければいいし、何とか食べていける」というこだわりと柔軟性だと思いました。

 自然の中に溶け込み、触れ合いながら、自然の時間の流れに合わせるように生きていく。彼等はそれぞれ異なる様々な仕事をしてますが、直接的にせよ間接的にせよ、自然からの恵みを受けながら生きていくという知恵を持っているのでしょう、だから「何とか生きていける」という実感があるのかもしれません。

 この本で紹介された人たちには、その後変わらない生活をしている人や違う道へ進んだ人もいるようですが、その後のことも気になりますね。

 ちなみに私の読書リストのコメントの欄には「この人のつきあう人は本当に個性的な人ばかりだが、それぞれ暮らしの形態は違うが、皆自分の生き方にこだわりを持ち、楽しみ、まっすぐに生きているひとたちばかりである。参考になった。」なんて書いてありました(・・・)。

 登場する一人一人が紡ぐ言葉の一つ一つにハッとさせられます。


2013-4-10
カテゴリー:生き方

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