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#292

これでも罪を問えないのですか!  福島原発告訴団50人の陳述書

福島原発告訴団 金曜日 (2013)


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 2011年3月の福島第一原発事故を受けて結成された福島原発告訴団は、第1陣として2012年6月に集団刑事告訴を行い、そして第2陣として全国的な参加を呼びかけて2012年11月に告訴状を提出、第1陣も含め約1万3000人の名を連ねる大規模な集団告訴となりました(私もそのうちの一人となりました)。

 ここに取りあげられるのはその中の約50人の陳述書です。
 関東暮らしの私が書いた陳述書などはこれら50人の方々のものに比べたら生ぬるいものですが、この50人は、素晴しい自然を求めて福島に移ってきた人、子どもの頃から福島を愛し育った人、そんな人たちが、事故によりやむを得ず福島から離れて暮らしたり、稼ぎ頭の父だけが福島に戻り家族が離ればなれになったり、誇りを持って続けてきた仕事を放棄せざるを得なかったり、と、通常の自然災害ではあり得ない形の、いつまでも希望を見いだせない辛い生活を送っています。

 被災した福島の人たちの声はテレビや新聞などでも取りあげられますが、これだけまとめて多くの方の切実な声を目にすると、本当にとてつもない(とんでもない)事故であったと改めて感じます。紹介された50人は特別な人というわけではなくて出版の都合上50人に絞られたのだと思いますが、実際にこのような思いをしている人は50人どころではない、告訴に参加していない大多数の、遥かに多くの人たちが同じような辛い思いを抱いていると思うと、このような重大な事故の責任がうやむやにされようとされる理不尽さにやり場のない怒りを感じます。

 多くの方にこの声を聞いて欲しいです。

2013-11-9

カテゴリー:原爆・原発・原子力日本の社会問題

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