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#293
アミ 小さな宇宙人
エンリケ・バリオス 石原 彰二 さくら ももこ 徳間書店 (2005)
子ども向けに書かれた本ですが、大人こそ読んだほうがいいでしょう。
「ぼく」が、ある日落ちてきたUFOに乗っていた小さな宇宙人「アミ」と友達になり、おばあちゃんが寝ているわずかな時間にUFOで世界中を旅をし、「アミ」から宇宙、愛、平和、幸せについて学ぶ。
「ぼく」と「アミ」がたどる旅の展開がとても面白く、読み進めると次はどんなことになるのかワクワクしてしまいますが、アミが語る宇宙の常識は地球上から見ると「非常識」なものばかりで「ぼく」はとても驚いてしまいます。
「アミ」が語る、愛に包まれた宇宙の生活についての様々な話が行き着くところは「宇宙は愛そのもの」というところ。
「アミ」によると、宇宙は地球に比べて科学の面でも相当進化しているようで、UFOの他、世界中のテレビがすぐに見られる装置など、いろいろ夢のような装置が出てきますが、それは「愛」があってこそ。とすると、「ぼく」がわずかな時間の「アミ」との「夢旅行」で感じたのは、「愛があれば何でもできる」という示唆にも思えます。
読んでいくと、ところどころで聖書に記されている言葉が頭に思い浮かんだので、聖書がベースになっているようですね。
2013-11-12
カテゴリー:思想・哲学・心理/子どもの本
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