#21
六本木ウィーク
2012-1-20
2週に渡って六本木ヒルズに行ってきました。
まずは先々週の土曜日。ヨメが歌川国芳展に行きたいと言うので、一緒にくっついて行きました。
歌川国芳 宮本武蔵の鯨退治
チビがうちに来る前は夫婦二人でよく美術館に行きました。かつては現代アートを見に行くことが多かったのですが、最近はよく日本画も見に行くようになりました。
歌川さん、江戸時代に活躍した浮世絵師さんです。
その劇画タッチ的な絵は迫力があり、それでいて細かいところまで描写されており、大胆さと繊細さを併せ持った器用な人だったんだなあと思いました。また、洋画の手法も実験的に取り入れたり、思わず笑ってしまうようなだまし絵のようなものも描いたりと様々な試みをしており、見る人たちをいかに楽しませるかを考え続けた人なんだなあと思いました。
菊竹清訓 海上都市 1963
そして先週の土曜日。私は午前中会社で新年会があったので午後ついでに一人で行ってこようかと思っていたメタボリズムの未来都市展。
開催期間が長かったのでいずれと思っているうちにいつの間にか会期末近くになってしまったので駆け込みです。そしたらヨメが「私も行く!」と言うので、ヒルズの前で待ち合わせ。
メタボリズムとは、1959年に黒川紀章や菊竹清訓ら日本の若手建築家・都市計画家グループが開始した建築運動で、新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案しました(Wikipediaより)。
学生時代に一応建築の勉強をしていたこともあり、この辺りの知識はとりあえずかじっていましたが、この展覧会は面白かったですね。
本当にあの偉大な建築家さんたちは自由奔放と言ってもいいほど斬新なプランを考え、一部は実現し、世界的にも大きな影響を与えてきたことが見て取れました。
あの模型群を見ると、「レトロフューチャー」という言葉がぴったり似合い、大胆で夢に満ちた活動をしてきたんだなあと思います。
時代背景というのもあるんでしょうねえ。今の時代あれだけダイナミックな活動をすることは日本では難しいと思いますが、このメタボリズムが生み出したものはとても貴重でありまだまだ違う形で活用できますね。
この2回の美術展@六本木ヒルズ、チビも連れて行きましたが、チビも自分なりの感想を述べてそれなりに楽しんでくれているようでした。オトナの都合でまたチビをあちこちの美術館に連れて行こうかとおもいます。
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