#115
欲しい本を近くの本屋さんに取り寄せよう
2013-9-16
最近はインターネットで買い物をすることにも慣れてしまい、本を買うのもAmazonを使うようになってからめっきり本屋に行くこともなくなりました。
気がついたら、近所や久しぶりに行った昔なじみの場所からも本屋はどんどん姿を消し、残っているのは駅の中や駅の近くの複合商業施設に入っている本屋ばかりになりました。
インターネットによる本の注文が増え、本屋が無くなるというのは、インターネットが使えない人や苦手な人が本屋さんでいろいろな本に触れる機会が減る、ということ。
私は、本というのは人類史上最大の発明品ではないかと思っています。
世界のどこかの人が何年もかけて得た膨大な知識を、あの値段で、あの大きさで提供できる。
持ち運びに便利だからどこでも読める。
よくよく考えたら、これはとてつもなくすごいことではないでしょうか。
最近は電子書籍なるものも普及し、非常に小さな端末に膨大な量の本を収めることができて非常に便利なので爆発的に普及しはじめているようで、私もいくつか購入してみましたが、どうもしっくりこない。なぜか単なる「情報」にしか見えません。
本は電池が無くても読めますしね。本の大きさ、手への収まり、紙の質感やにおい、色や明るさや影、など電子書籍には圧倒的に足りないものを備えてますし、なぜだかその本が著者の分身に見えます。機械が苦手な人でも、お年寄りから子どもまで(読もうと思えば)誰でも読める。
ところで、インターネットで本を注文して近くの本屋さんに届けてくれるサービスを見つけました。
「e-hon」というこのサービス、加盟している本屋さんに注文した本を届けてくれて、お金も本屋さんで支払います。もちろん、普通のネットサービスのように宅配もしてくれます。
本屋さんには下の写真のような包装で届けられます。ちょっとこの包装、過剰じゃないの?と思ったりしますが、何を注文したかを他の人に知られたくないという人にとってはいいかもしれません。
本屋さんだけではなく、インターネットでショッピングしてわざわざお店まで出向かずに様々なものが買えるようになり、消費者にとっては便利になった反面、街からはどんどんこのような専門店が消えていきました。
ネットショップを日常的に利用しておきながら身勝手なことですが、それは街が寂れていくようで、とても寂しいことですね。
便利便利と思って使っていたAmazonは、CEOがアメリカの歴史ある某新聞社を個人的に買収したというニュースが流れ、なぜだか得も言われぬ危機感を感じました。買収自体はAmazonとの関わりは無いそうですが、今後どうなることでしょう。
そして将来さらに日本のいろいろな経済活動が大きな多国籍企業に集約されてしまうのでしょうか。
図書館ばかりを利用している私が言うのもなんですが、地域のためにも、できる限りこういう仕組みを利用したいと思いました。
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