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ツブヤキ #180

暑い日、国会をぐるっと囲む


2015-7-31



 帰省したついでに、安保法案反対の集まりに参加しました。

 私が埼玉に住んでいたときによく一緒にデモに行ったIさんも誘い、久しぶりの東京でのデモ。
 今回の集まりは、安保法案反対のために国会を皆で包囲しようというもの。

 それにしても暑かった・・・

 永田町の駅を出てすでに、歩道沿いにたくさんの人。並木くらいであまり木陰も無く、アスファルトで覆われた道路沿いは日の照り返しも強烈です。

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暑さで議事堂の建物も
どことなく霞んで見えます。


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僅かな日陰に隠れるように。

 私たちが座れるスペースも少なく、仕方なく戻りながら探そうか、と思っていましたら、子連れの私たちに同情したのか、近くの人たちが日陰で植え込みの空いたスペースに招き入れてくれました。
 周りの人たちは優しかったですね。娘にお菓子をくださったり、扇子を貸してくださったりと気遣ってくれました。

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飽きた娘は配られた
「9条壊すな!」メッセージカードで
帽子作っちゃった・・・

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今回もIさんは手作りメッセージボード(新作)


 この暑さで娘は少しくたびれちゃったようですけど、これも娘の世代のためなのです・・・
 娘が大きくなったらこの気持ち、分かってくれるかなあ。
 先日首相が、徴兵制は憲法に違反するので今後首相や政権が変わっても徴兵制の導入はありえない、ということをおっしゃったようですね。

 安保法案が成立・施行された場合、集団的自衛権の行使が法的に容認されます。日本が直接攻撃されなくても、米国などの呼びかけにより自衛隊の海外派兵・武力行使が法的に認められるようになります。

 以前紹介した映画「アルマジロ」では、NATO軍としてアフガニスタンに派兵されたデンマークの若者が精神的に病んで行く姿を捉えています。そして彼らが派兵されている間、彼らの家族たちは、友人たちは、恋人は、不安な気持ちで日々を過ごさなくてはならないのです。
 映画のセットで演技されるフィクションではなく、カメラマンが実際に軍に動向して撮ったドキュメンタリー。
 今後海外派兵されるかもしれない自衛隊の隊員たちの姿が重なります。

 隊員たちが負傷・死亡して帰って来るようになると、その後自衛隊に入隊する人が減少するであろうことは容易に想像できます。減少する隊員を補充する手段として何が考えられるかといえば、徴兵制です。
 まず対象となるのは職の無い人、所得の低い人でしょう。強制的にではなく、様々な優遇措置等によって仕方なく自衛隊に入隊せざるを得なくなる人が増えるはずです。
 もちろん徴兵を始めるときには「徴兵制」という言葉は使いません。
 それでも回らなくなったら強制的に「徴兵」するでしょう。

 つい数年前までは集団的自衛権は違憲だと言っていた自民でさえここに来て違憲ではないと言い出したのですから、徴兵制の導入はあり得ない、などと今首相が言っても今後のことなど分かりません。

 若者たちの命を費やすことになるであろう決め事をそんなに簡単に早急に決めるべきではない。
 安保法案の成立の前に、日本政府は先に努力すべきことが他にあるのではないでしょうか。




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カテゴリー:平和を 安心を 自由を


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