ツブヤキ #185
娘の実のお母さんのお誕生日
2015-9-1
私たち夫婦の身勝手かもしれませんが、娘が里子として我が家に来たことは(そして後に娘が私たちの養子となったことは)私たち夫婦にとってとても大きな喜びでありましたし、いろいろ大変なことがありつつも彼女が我が家に来たことで大人二人きりの落ち着いた生活の中に一輪の華やかな花が咲いたようになりました。
そして幸いなことに、娘は我が家で毎日楽しく元気よく生活してくれています。
そういう意味で、この娘を生んでくれた、娘の実のお母さんには感謝をしていますし、そして幸せであってほしいと願っています。
娘を産んだ実のお母さんに感謝する、もう一つの意味があります。
記事「お母さんが二人いてもいいじゃない」にも書きましたが、娘を生んでくれたお母さんの存在を認めることがすなわち娘の存在を認めることだと思っています。
私たち育ての親が娘の実のお母さんに感謝することで、娘も実のお母さんに感謝するのではないかと思っています。
でも今の日常生活では、娘に実のお母さんのことを思い出させるきっかけって、なかなか無いのですよね。
そこで一つ考えました。
娘の実のお母さんのお誕生日のお祝いを娘としようかな。
もちろん、我が家にお呼びすることはできませんので、私たちだけでささやかに。
ケーキを買ってきて、娘に、H(娘)を産んでくれたお母さんに感謝しようね、と言いながらケーキを食べました。
娘は、産んでくれたお母さんありがとうと言いながら、大好きなケーキにかぶりつきました。
娘の実のお母さんのお誕生日のお祝いをすること、それは娘の頭の片隅に実のお母さんの存在を置いておくこと。
これが娘にとって本当にいいことなのかどうか、それは分かりません。
それでもそれは、娘にはこれらから先ずっと、実のお母さんの存在を肯定的に感じながら幸せに暮らして欲しいと願う、私たちなりの親心。
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