#145
はなちゃんのみそ汁
安武信吾・千恵・はな 文藝春秋
20代半ばにして乳がんになり、急ぎ足で安武信吾さんと結婚した千恵さん。玄米菜食でがんは抑えられ、子宝をさずかったのもつかの間、がんが再発。そして壮絶な闘病の末、33歳で亡くなりました。
残された一粒種のはなちゃんが千恵さんから受け継いだもの。それは、どこででも生きていける力でした。
知恵さんは生前はなちゃんに料理、洗濯、掃除など、生きていくための技を教えたのでした。
千恵さんが亡くなった後、ほとんど何も手につかなかった信吾さん。気づいたら、なはちゃんが毎朝お味噌汁を作っていました。
若くしてガンで亡くなるというのはあまりにも残酷ですが、千恵さんが周りの人たちに与えたものは本当に大きかった。彼女にはそういう役割が天から与えられたのではなかろうか、とさえ思いました。
そして、千恵さんの代わりにはなれないけど、その志をはなちゃんはしっかり受け継いだんだなあと思いました。
そう、子どもったって、子どもじゃない。親が真剣に生きたから、子どもも真剣に学んだんだ。
涙出ました。
2012-5-29
カテゴリー:暮らしと子育て/生き方/医療と健康
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