#31
にわか硝子職人
2012-4-2
毎年恒例で、仕事がらみの方々で房総にいちご狩りに行くんですが、(昨年飛ばしで)今年は3回目。その道すがら、 菅原ガラス工芸 にて ガラス制作体験 をしてきました。
コースはいくつかありますが、今回は簡単なコースで。グラスや花瓶、小皿などを作ることが出来ます。
場所は、工房の一角なんですね。職人さんたちが、それぞれ作品を作っている、その近くで体験させてもらいます。
一通り説明を受けてから、一人づつ。
まずは熱したガラスが先端に付いた金属のパイプに息を吹き込み、膨らませます。
その後は職人さんが底部の形を整え、それを受け取って、パイプを回転させながら器状に整形されたガラスの口を、金属のコテのような道具で広げたり絞ったりして形を整えていきます。
順番を待っている間に他の人たちの様子を見ていると、まあまあうまいことやっているように見えますが、実際自分の番になって体験してみると、とんでもない!自分の思うようになんかとても出来ない!イメージとのあまりの乖離に、ちょっとがっかりしながら体験を終えるのです。
制作したガラス器は引き渡すまでに2~3時間冷やすというので、出来上がりを配送してもらうことにして、後日届いたものを見てみましたが・・・うーん、あの時作ろうと思ったイメージとは明らかに違うけれども、がっかりするほどでもないかな・・・ま、このゆがみが自分なりの味なんじゃないの、と。
私が作ったのは徳利なんですけど、早速使ってみました。しかも、徳利だから熱燗でしょう、熱燗といえば地元の酒かな、ということで、日本酒買って。
あ、いいですね。あれほどがっかりしたのに、なぜだかすごく可愛い奴に見えてきました。
ちなみに他の方のものも。
私の徳利(左)とHさんの花瓶(右)
Sさんの花瓶
Nさん夫妻の小鉢とグラス
Iさんの徳利
CさんTさん夫妻の小鉢
いいですね。こうしてみると、それぞれの作品の形に、制作した方の個性がよく現れている・・・ような気がします。
※Nさん素敵な企画ありがとうございました
※写真使わさせていただきました(事後報告)
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