#135
絶好調!
2014-4-29
宮崎に引っ越して約2週間たちました。
生活環境はがらりと変わりました。
埼玉に住んでいたときは朝早く家を出て1時間ちょっとぎゅうぎゅうの通勤電車に揺られ周りを高いビルに囲まれて空もあまり見えない部屋で仕事をしてまたぎゅうぎゅうの通勤電車に揺られて夜遅く帰ってくるという生活でしたが、こちらに来てからは、ムスメが保育園に行くのを見届けてから家を出て職場まで約25分自転車で行き、あるいは車でムスメを保育園に届けてから職場に向かい、まだ仕事も準備期間ということもありますが夕食前に仕事から家に帰ってくるという生活に変わりました。
職場は4月に立ち上がったばかりの会社で、今後やっていけるかどうかはここ数ヶ月が勝負。同じ職場の他の方たちも気合いを入れてます。
そんな仕事については、これから自分たちでいろいろやっていこうという期待もあり、食べていけるだろうかという不安もある中で、それでも家族3人が一緒に住むことができたのは本当に大きな心の安定につながりました。
それはカミさんとムスメにとっても同じでした。
その中で私が最も大きなムスメの変化を見たのは、カミさんが都合で数日家を空けることになったときのこと。
自分が車でムスメを保育園に送り、その足で職場に向かい、帰りは少し早めに上がってムスメを保育園で拾ってから帰ることになりました。
最初の日、ムスメは帰りの車の中で「お父さんの料理手伝うー」と。
困ったな、ムスメが関わり始めたら食事の出来上がりが遅くなるかもしれないな、と正直思いました。
しかし、せっかくやる気を見せたムスメの気持ちを簡単にくじいてはいけません。
とりあえず少しやらせれば気が済むだろう。そう思い、ムスメは野菜炒めが食べたいと言うので、じゃあこれを切って、と、洗ったキャベツを数枚まな板に置いて、まず見本を見せてからムスメに切ってもらいます。
保育園でときどきみんなで料理をする機会があるらしく、切った野菜の大きさは少々バラバラで大雑把でしたが、包丁の使い方はなかなかのもの。
お、これはもうムスメに任せるに限る。と「あー、それでいいそれでいい。じゃあ次これお願い」とどんどん次の仕事を任せると、「分かったー!」と気持ちのいい返事。
ムスメは十分戦力になり、料理の時間も短縮できました。
それよりも何よりも興味深かったのは、ムスメが自分で作った料理を「おいしーい!」と言って食べていたこと。
よしよし、じゃあ今度はムスメの嫌いな人参を食材にしてやれ。と次の日は人参を大根と一緒にきんぴらにするために切って炒めてもらいましたら、出来上がって食べたムスメが「これなら食べられる!」と。
微笑ましくて笑ってしまいました。
それからお風呂。
いつもムスメはカミさんか私が一緒に入っています。ムスメが小さい時は「おーい、風呂入るぞー」と言っても「ヤダ」と言って困った時期がありましたが、最近は少し大人になって「入るぞー」と言えばすぐやってくるようになりました。
しかし今回、風呂のときたまたまムスメは紙で何かを作るのに夢中になって「入るぞー」と言っても無反応。「先に入ってるぞー」と言って先に入りましたが、後から入ってくる気配は見られず。もういいや、と思って適当に先に上がりました。
風呂を上がってからムスメに「おい、一人でお風呂入ってきな」と軽い気持ちで言ったら「うん、一人で入る」と。
え?とびっくりしました。昔だったら一人で入れないとべそをかくか、もう入らないと意固地になるかのどちらかだったでしょう。
あれあれ?と思っているうちに一人で服を脱いで、「父さんフタ取ってー」と呼ばれたので湯船のフタをとってあげましたが、あとはムスメが自分でがちゃがちゃやり始めました。そのうち風呂場から大きなフフンフンフンと気持ち良さそうな鼻歌が。
ムスメは一人風呂の楽しみに魅了されたらしく、次の日は自ら「一人で入る」と。そして入った後「明日からずっと一人で入る」と、早くも風呂一人で入る宣言。
ちょっと目が点になりました。
それから寝るとき。
寝る時も、いつもはカミさんか自分が絵本を読んであげた後、ムスメに添い寝してあげるのですが、この時も、絵本を読んであげたあとに試しに「一人で寝れるだろー。おやすみー」と言ったら「おやすみー」と一人で布団に入ってしまいました。
面白いですね、子どもって。
親が「まだこの子には親がついてあげてなきゃ、守ってあげなきゃ、代わりにやってあげなきゃ」と思っているうちに、いつの間にか子どもは大人になっている。
子どもが、自分一人で新しいことをできる嬉しさや楽しさを味わうってこと、大事。
子どもが安心して新しいことにチャレンジできる環境づくりをすることは親の勤めだなあとつくづく思いました。
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