#51
経産省前に鞍替えしました。
大飯原発再稼働前から首相官邸前抗議、行ってましたが、
過去記事
総理官邸前にて。 →このころはまだ官邸前はガラガラでした。
官邸前、再び。 →あまりの人の多さに、もう官邸前には近づけなくなりました。
3週間前
官邸前抗議の参加者は膨大な数となり、その様子は新聞で取り上げられるまでになりましたし、ソーリも市民の抗議の声は「大きな音」にしか聞こえないということでしたので、そんなソーリは放っておいてソーリを後ろで操っている黒幕である経産省の抗議に参加しよう!ということで参加したのがちょうど3週間前でした。スタートは30人くらい、でも終わる頃には60~70人くらいになっていたと思います。
その後、環境省前へ。
原子力規制委員会、環境省の所管になる予定ですが、その人事がオカシイ。
ホソノ大臣チョイスで原子力ムラで中心的存在だった人たちがあえて選ばれました。
そこで、
「原子力規制委員会人事案撤回!」
と声を上げました。官邸前抗議を終えたグループも合流し、経産省前では力不足だったものの、環境省前は強力な抗議となりました。
・・・そんなことで、ちょいと経産省前に鞍替えしよう。だんだんお祭りみたいになってきた官邸前抗議はもう卒業していいかな、と。
で、今回行ってきました、経産省前。
・・・3週間前とあまり変わっていないかな・・・
今となってはあまりにも人が多くて官邸前抗議で一人一人の抗議を聞くことは難しくなりましたが、経産省前ではまだ大丈夫です。
この日の午前中、原子力規制委員会の人事がしれっと閣議決定されたそうで、次から次へと続く民意を無視した無謀な決定に口をぱっくり開けているしかなす術がありません。
主催者の方は、原子力規制委員会の準備室に面会を求めたら「市民団体の話をいちいち聞いていられない」と一蹴されたそうですね。
あとはやっぱり、という話、それは放射能汚染がれきの広域処理の話。
一人の方が抗議の中で、事故直後菅首相の政策秘書松田氏から「汚染がれきを拡散すれば、奇形児がでても福島からだけではなくなるので、賠償の問題から逃れられる」という考えがあったと聞いたので、知り合いの国会議員に聞いたらそのとおりだと言われた、という内容をおっしゃってました。
マスメディアは震災瓦礫の広域処理に反対する人たちがまるで非国民のように扱っているようですが、マスメディアは非難の矛先を誤ったようですね。
それはそうと前回のからver.upされたことがいくつか。
スコップらしきものを持っている人が何人かいますね。
これは、関電が管轄する原発のうち大飯についてだけ「破砕帯の資料が見当たらない」とのたまったことを皮肉って「じゃー、破砕帯掘れ!」というメッセージを込めたパフォーマンスです。
前回は「大飯を掘れ!」とスコップ持って掘る動作をしていただけですが、今回は何と。「大飯原発破砕帯音頭」というミュージック付きとなりました。
それでは歌詞をどうぞ。
1.♪大飯原発破砕帯/これが動けば一大事/だから掘って調べましょう/原発止めて調べましょう♪
(大飯をほーれ・大飯をほーれ・原発止めて断層ほーれ)
2.♪大飯原発破砕帯/三菱に掘らせちゃダメですよ/御用学者じゃ見つからないよ/まんきゅーせんせに掘らせなさい♪
(大飯をほーれ・三菱が掘るな・原発止めてまんきゅうに掘らせろ)
3.♪大飯原発破砕帯/ボーリングしてもダメですよ/トレンチ掘削すぐにできる/原発止めてはじめなさい♪
(大飯をほーれ・トレンチほーれ・原発止めてトレンチほーれ)
4.♪大飯原発破砕帯/原発止めなきゃ危ないよ/電気は十分余っているし/配管掘ったら一大事♪
(大飯をほーれ・止めてからほーれ・原発止めて断層ほーれ)
5.♪大飯原発破砕帯/これが動けば一大事/だから掘って調べましょう/原発止めて調べましょう♪
(大飯をほーれ・大飯をとめろ・原発止めて大飯をほーれ)
(「避難の権利」ブログ 8/22より拝借いたしました)
これがなかなかイイ。アンコール?でもう1回やってくれました。次回はぜひ動画に撮りたいですね。
通りがかりの人がいろいろ質問してます。この横断幕の内容、環境省前で撮りましたので後ほど。
それから今回は、横断幕を持つのを頼まれましてずっと持っていましたが、この横断幕、出来がなかなか良いらしく(持っている本人は見えないので内容分からず)何人もが立ち止まって見入ったり、「これ、良くできてるねー」と言ってくださいました。
ま、私が作ったわけではないのですが悪い気はしないものです。
経産省前抗議は8時で上がって、そのまま隣の区画の環境省前まで。
前回は居なかった警察官、今回は3人付きました。
前回は官邸前抗議の方々が流れてきて合流したのですが、今回は民主党本部に行ってしまったらしく、前回に比べて人は多少少なかったです。
でも開始から時間が経つにつれて人は増え始め、抗議の声も次第に大きくなっていきました。
ここでも横断幕持ち係をしましたが、好評の横断幕の内容を見てみたい!ということで、お隣さんに一時代わってもらって、見てみました。
それでは、その内容を大きい画像でご覧下さい。さて、この人事案の何が問題なのでしょうか?
この人たちで、果たして原子力が規制できるのでしょうか。
経産省前から引き続き、環境省前でも抗議を行った長谷川さん。小さな子どもと妊娠した奥さんとともに福島から静岡に避難しました。この抗議の常連さんのようです。
双葉町から着の身着のまま、わずか三千円だけもって避難したおばあちゃん。同じ福島から東京に出て来られた方に「福島では若い人が多く亡くなっている。戻っちゃダメ」と言ってました。
最後は皆で手をつないでヒューマンチェーン。
道路の反対側の日比谷公園沿いにも抗議者がおり、その方達もヒューマンチェーンを作ってくれました。道路を挟んでできた、人間の鎖。