不登校への道のり(その1)学校に行かなくなるまで

ご無沙汰しております。約1年ぶりの更新です。

近況ですが・・・

小学4年生の娘がついに学校に行かなくなりました。

娘が学校に行かない、というのは、小学1年生のころからたびたびあったことではありました。それでも月に1〜2日程度、といったところだったでしょうか。

彼女が学校を休んでしまう、もっとも大きな理由は

「宿題が終わらないから」。

娘は、イヤなことはお尻に火がつかないとやらないタイプなので、いつも宿題は後回しです。

朝、学校に行く前に宿題を始めることも多く、さすがに登校前ともなると「お尻に火がついた」状態になり、すばらしい集中力を発揮してたいていは終わらせるのですが、やはりどうしても終わらないときもあります。

そのときは、終わらなくても仕方ないと本人が諦めれば学校に行きますし、諦めらきれないときは「学校に行かない」ことを選択します。

親としては宿題が終わらなくても学校に行ってほしいのですが、本人はどうも納得しません。

まあそれでも、成長していくうちにいずれそういうことも解決していくだろうと楽観的に構えていました。

ところが、昨年の夏休み明けくらいから、月曜日に学校を休むことが多くなりました。

娘は、金曜日に宿題をすることはまずありません。土日にやればいいや、ということなのでしょう。

しかしイヤなことというのは先延ばしをするとさらにイヤになるもので、重い腰を上げて日曜の夕方にようやく宿題を始めるのですが、やろうやろうと思って結局やらないで日曜日が終わることがあります。そうすると月曜朝の登校前にバタバタと宿題をすることになります。

しかしそれが、月曜の登校前になっても宿題をせず、そのまま休んでしまうことが多くなってきたのです。登校時間になっても、自分の部屋に閉じこもって。

そのうち、月曜に続き火曜も、そしてそのまま水曜も・・・ということが徐々に増え始めました。

そのうち、朝も起きられなくなりました。登校時間が近くなり、

「ほら、もう学校に行く時間だよ!」「宿題はいいから行ってきなさい!」

と声をかけても、布団に入ったままピクリともしません。

学校を欠席する時は、欠席の事情を書いた連絡カードを、登校班の娘のお友達を通じて先生に届ける必要があるのですが、それを毎日お友達に頼むのも気がひけて、やがて学校への電話連絡で済ませるようになってしまいました。

ときどき担任の先生が電話をくださって娘の様子を聞いてくれました。

放課後、学校の連絡プリントや宿題を、ときどき同じクラスのお友達が届けてくれたりしましたが、先生もそのうち「宿題しなくていいですから」と言ってくださり、やがて宿題も届かなくなりました。

そして昨年末、ほとんど学校に行かなくなりました。

それでも、年末年始に冬休みがあるので、そこで気分をリフレッシュすれば年が明けて学校に行くようになるだろうと思いました。

家族で私の実家に帰って、娘がずっと「行きたい」と言っていた原宿に行ったり、近くのショッピングモールでお買い物したり・・・と、楽しい年末年始を過ごしました。

そして冬休みも終わり、娘は学校に行きました。滑り出しは順調・・・かと思われましたが、10日ほど登校すると再び学校に行かなくなりました。

担任の先生がカウンセラーの先生を交えてお話する機会を設けてくださり、いろいろお話しました。娘の状況もよく理解してくださって、それからは電話の他に、わざわざうちまで来てくださって、学校の様子を話してくれたり、娘の話を聞いてくれたり、学校の楽しい行事に誘ってくれたりしました。

ときどきお友達がお手紙を持って来てくれました。娘のお友達は、娘が学校に来ることを首を長くして楽しみにしてくれたようです。

それでも娘は学校に行きませんでした。

そしてそのまま終業式の日を迎えました。もちろん娘は終業式に行きませんでした。

こうして娘の「4年生」の生活は終わりました。

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