大腸がんの検査

ツブヤキ#240

去年の暮れ、健康診断を受けましたら、大腸がんの検査で「精密検査の必要あり」と出ました。

実は健康診断の前の日、なぜか胃痙攣を起こして全部吐いてしまい寝込んだので、そのせいかなと思いつつ、精密検査の申し込みはせずにそのまま日々は過ぎていったのですが、2月頃に「精密検査は受けられましたか?」と電話がかかってきたので、まあ念のためにと思い、受けることにしました。

近くの病院に電話しましたら、精密検査では大腸カメラを使用しますと説明があり、事前申し込みが必要ですということでしたので、後日直接病院に行き、先生に診てもらい、精密検査の申し込みました。前日から食べ物が制限され、検査日の当日はお腹のものをすべて出して大腸をきれいにする必要があります。

前日の昼食と夕食は検査食を勧めます、というので買ってみましたが・・・

これが昼食。しゃけのおかゆと、肉じゃが。

これが夕食。クラッカーとシチュー。

これだけ。

医療食ということで身構えてましたが、予想していたよりは美味しかったものの、やはりレトルトはあまり私の好みではありません。

昼食のシャケおかゆを食べてたら娘がいいなあと言いましたが、私があまり美味しそうに食べていなかったためでしょうか、一口食べる?と聞いたら、ちょっと考えて「いらない」と言いました。

夕食の時など、横では妻と娘がジャガイモとまいたけの炒め物とか大根の浅漬け手作りなんかをぱくぱくと食べてます。横からいい匂いがしてきます。日頃の食事のありがたさを実感します。

娘よ、お母さんのご飯をよく「おいしくない」とか「食べたくない」って言うけど、贅沢なことなんだよ。

当日は何も食べません。前日に下剤飲んで、当日朝にガスを排出する薬を飲んで、妻と娘がトーストにかぶりつく姿を横目で見ながら、病院へ。

受付済ませたら個室に通されたのですが、そこで腸内洗浄液とお茶を飲みながら半日を過ごします。私はパソコンを持ち込んで仕事をしてましたが、何も食べずに液体ばかりをがぶがぶ飲むのはなかなか辛いですね。

昼を過ぎたらようやく腸の中がきれいになったということで、午後に検査となりました。

おしりから大腸カメラを入れてもらって、腸の中を見てもらいました。初めてで、ちょっと恐ろしい。痛くはないけどおなかが苦しいので早く終わらないかなあと、ときどきアヴェ・マリアの祈りを唱えながら宙を見つめました。カメラが小腸の入り口に届くと、そこから戻りながら診てもらいますが、目の前に大きなモニターがあって、私も大腸の中を見ることができました。まあ自分で言うのもなんですが、なかなかきれいな腸だと思いました。毎日玄米とか野菜とか味噌汁なんかを食べてますから、何事も無いだろうという自信はありましたけど、同時に最後の最後で何か見つかるかもしれない、という気持ちもあり、最後までじっくり見ました。

検査が終わり、先生から説明を受けました。特に治療を必要とするところは無い、とのことで、無事検査は終わりました。

でもやっぱり、自分の健康は自分で気をつけなければいけませんね。お腹の中を診てもらって改めて思いました。

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