ガマン大会

あと1ヶ月で、中学1年生も終わろうという、うちの娘。

入学式はオンラインで、その後一度は妻と一緒に中学校に足を運んだものの、事務室の受付で待っている時に同期の新入生が校内見学で向こうからやってきたのに気づいて退散し、それっきり中学校に行くことはなく。

学業のほうはというと、最初のうちはそれでも週に2回ほど塾に行ったり、オンラインの通信教育を受けて勉強していましたが、塾の方は夏休みに入る頃に先生との面談でやや厳しいことを言われてそれっきり行かなくなり、オンライン通信教育の方は飽きてやめてしまい、「ほぼ無学」が「全くの無学」になりました。本人は、勉強を「しなければ」と思ってはいるようなのですが「今から始める」気は無く、約2年続けていた、本人がやっていた「唯一」の運動だったスポーツクラブもやめてしまい、仕事をするため出かけていく妻についていくこともなくなり・・・

何をしている?ええ、一日中、タブレットに向かっています。ゲームしたりYouTube見たり。

朝、遅くに布団から出ると、早々にタブレットで遊び出し、朝食もろくに食べず、昼食と夕食はさすがに一緒に食べますが、それ以外はずーーーーーーっと、タブレットに向かっています。背中はおばあちゃんのように丸まり、朝起きてから夜寝るまでほぼ同じ位置に座り・・・

・・・まるで修行僧だな。

1年ほど前から不登校新聞という新聞を購読しています。

月に2回ほど届きます。不登校の子どもを持つ親にとって、ありがたい読み物です。

それまでにもいろいろな本を読んで勉強しました。不登校でも大丈夫、ということは頭では理解しましたし、私の周りの方々も大丈夫!と言ってくださるのですが、私にとって「一日中遊び呆けているこの子は、果たして大人になって自立できるのだろうか?」という心配は拭うことが出来ないでいます。

8050問題など、引きこもったまま中年になり、高齢の親と共に貧困に直面するという問題も社会問題として取り上げられています。大丈夫!と言われても、うちの子はもしかしたら大丈夫ではないのではないか、という心配がいつもあります。

そんな心を和らげ、「今、子供のためにどうるのがいいのか」を教えてくれるのが、この不登校新聞です。定期で届くので新しい情報が得られ、不登校の子やその親が体験を語ってくれるので、とても参考になります。時々頭をもたげる「この子は大丈夫か?」という思いは、この新聞の記事が抑えてくれます。

時々「少しは勉強したほうがいいんじゃない?」と言いたくなる親である私は、そのたびにぐっと堪えてガマンします。どの道言ったところで、何の効果も無いどころか、かえって逆効果であろうことも分かってます。だからいつも、ガマンの連続。本当は子どもを信じて、子どもの自主性に任せることが良いと分かっていますがなかなか出来ず、本当にダメな親だなあと思いますが、せめて「余計な口出しをしない」ことが、私ができる精一杯のことです。

不登校といっても、悲壮感は無いのです。当の本人は日々を楽しんでいるようですし、心の苦しみをそれで癒やしているのかもしれませんが、家の中で明るく過ごしてます。

大事なのは「安心して居られる家庭」を心がけることですよね。そこで娘が少しづつ、心を癒やして、外の世界に出ていく準備ができるように。娘のためだけでなく、家族皆のためにも。

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