ツブヤキ#219
「ねーおかーさん、カレシって何?」
「・・・カレシっていうのは・・・恋人・・・」
「恋人って何?」
「恋人っていうのは・・・女の子だったら男の子の友達、男の子だったら女の子の友達、かな。それも普通のお友だちじゃなくて、結婚したいなーって思うくらい好きなお友達かな」
「おとーさんはおかーさんのカレシだったんだよ、結婚するまでは。」
「おかーさんは、何でおとーさんと結婚したの?」
「うーん・・・・・・何でだろう?」
「何でそんなに考えこむんだよ?」
「ほら、ずっと一人で生きていくと、寂しいでしょ?」
「うん」
「おとーさんはね、おかーさんがおとーさんと考え方が似てたから、ずっと一緒にいたいなあと思ったんだよ。ほら、考え方が似てる人って、安心するでしょ?」
「うん」
「でもおかーさんは一回、おとーさんにふられたんだよ」
「フラレタ?」
「そう、つき合ってくださいって言ったらいやですって言われた」
「へー。じゃあ何で結婚したの?」
「フラレタけどおかーさんが遊ぼうって押しかけたからね・・・」
「まあ、遊んでいるうちにいいなあと思うようになったんだよな」
「おかーさんが、おとーさんが結婚してくれないなら九州に帰るって言ったのよ」
「うん、脅された(笑)」
「へー。ヒトって何のために生きてるの?」
・・・・
小学2年生、たまに大人のような質問をするようになった。