秘密基地で寝るという試み

ツブヤキ#236

昨年末のある日、娘に「秘密基地を作りたいからダンボールが欲しい」と言われ、ダンボールを提供しました。

これまでも新聞折込チラシで様々なものを作ってきた娘のことですからダンボールで秘密基地を作るのはお手の物でしたが、その夜、

「秘密基地で寝たい」

と言いだしたのです。

大きいし邪魔ではあるのですが、部屋の縁に寄せれば私たちの就寝スペースは確保できそうだし、他に断る理由も見当たらないので「じゃあいいよ」と認めました。

娘は、それはもう喜んだこと!

「キャンプみたい!」と秘密基地の中に銀マットやら毛布やらを持ち込み、弾んだ声で「おやすみー!!」と言って就寝です。

・・・まあ、これはこれでよくできてますでしょ?頭の上に、ちゃんとバスタオルで屋根つけたりして。

しかし、夜中に「バサッ」「ガサッ」という音で目が覚めまして、あーこれは、寝返り打って壊れたな・・・と思いました。

朝起きて、見てみますと・・・

頭の方の壁が倒壊してました。

娘はこれにめげることなく、次の晩にガムテープで補修。少しは頑丈になりました。夜中に壊してしまった時に緊急補修することを考えて、そばにはガムテープ、頭上には懐中電灯を備えます。

ミッフィーちゃんや熊のぬいぐるみも一緒です。

そして夜中。

「ガサッ」「バキッ」

気になって朝起きた時に見てみましたら・・・

昨日よりは被害は小さいものの、頭の上の壁は倒れ、ミッフィーちゃんは投げ飛ばされていました。

さらにその次の日、被害が少なかったので少しガムテープで補修し、就寝。

今度はダンボール製の屋根が付いています。娘の秘密基地は進化し続けます。

そして・・・夜中。

「ドンッ」「バキッ」「ドサッ」

すごい音がしたけど・・・大丈夫か?

次の朝。

あー・・・。

秘密基地は完全倒壊。

娘はいつの間にか、妻の布団に避難してました。

ミッフィーちゃんは壁の下敷きになってしまいました。

*****

年が明けて今年はじめ。

ついにver.2が完成しました。

それがこちら。

横から見たところ。

頭の方から見たところ。

どうです、頑丈そうでしょう。

娘はもう寝ちゃってますが(出来上がったら嬉しそうに「もう寝る!おやすみー!」と言って、ずいぶんと早い就寝でした)、今度は私の寝袋を持ち込み、壁も高く居住性も良くなったようです。使用しているダンボールも、前回のものに比べ、気持ち厚みが増したようで、安心感があります。

ディテールを見てみましょう。

別の日に撮った写真で、娘の代わりに熊ちゃんのぬいぐるみが寝ていますが、娘の頭の上の小部屋はポポちゃん(あかちゃんの人形)が寝る部屋です。

ポポちゃんの上の2階の小部屋は、わんちゃんが寝る部屋です。

向かって左側の小部屋とその前には、倒壊したときの緊急補修用のガムテープ、ティッシュの箱と使い終わったティッシュを入れるゴミ入れ、目覚まし時計があります。

機能性が抜群に向上していますね。

しかも、寝る時以外でも、壁を可変させることで、遊具としての秘密基地の役割を果たせるというフレキシビリティも備えています。

とりあえず「仮設」のつもりで認めた「秘密基地」、娘が気に入ってしまい「本設」になりつつあります。とはいえ少し邪魔だし掃除もしにくいので、娘にいつ取り壊しを持ちかけるか、その時期を見計らっています。

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